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市場が大荒れ!株価急落時の対処法(3ページ目)

相場が荒れているとき、いったいどうしたらいいのかとパニックになってしまうこともありますが、そんなときこそ冷静になる必要があります。そこで下落時の対処法を紹介していきたいと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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買い足しをするメリット

次は買い足しについて。株価が下がったときに買う理由は、リバウンド狙いです。2008年1月の相場のように、あまりにも下げがきつい場合には、多くの投資家がそろそろ反発をすると予想して買いを入れるので、一時的にでも株価が跳ね上がるときがあるので、それを狙っていく方法もあります。

もしすでに株を買っているのであれば、平均取得単価を下げるという理由もあります。たとえば、300円で1000株買った株が250円まで下がった場合、250円でさらに1000株購入すれば平均取得単価は275円となり、保有株数は2000株になります。
そして株価のリバウンドがあって、290円まで上がったら、275円よりも15円上がったことになり、しかも保有株数が2000株なので、3万円の利益になるのです。ようするに、平均取得単価を下げることで、利益確定をしやすくなるのです。
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これはあくまでイメージであり、実際に株価が戻る過程では上下に波がある。また、株価が戻らない場合には、損切りをきちんと行うことが大切。

ただ問題はどのタイミングで買うのかということです。ただ下がったから買うのでは、さらに下がっていく可能性もあります。なんらかの指標が必要になると思います。

指標を見て参考にする

株価が下がりすぎなのかどうかを測る指標の1つに、「騰落レシオ」があります。これは、一定期間の値上がり銘柄数の合計を値下がり銘柄数の合計で割りパーセンテージで表示したもので、計算式は下記。
画像の代替テキスト

100%が中立の状態で、一般的には120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンと言われています。

ただし、この数字は期間によって異なります。5日の場合は、40%以下が底値で、160%以上過熱、10日の場合は、60%以下が底値で、140%以上過熱、25日の場合は、80%以下が底値で120%以上過熱とされています。したがって、自分のトレードの方法によって期間を変えて見る必要があるのです。

ただ、これもあくまで指標の1つであって、これが絶対に正しいということではありません。いくつかの指標と一緒に使うことで、さらに効果が期待できるかもしれません。こういう相場のときだからこそ、多角的な見方を心がけて欲しいと思います。

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