口座開設がネック
では海外投資のリスクはなにかというと、まずは口座を開設するのがネックになる場合があるということです。日本からも投資ができる国もありますが、個別に買うときにはその国の証券会社を使わなければならないことも多々あります。私が投資をしているドバイもその1つ。現地の証券会社である「マックシャラフ証券」を使っています。マックシャラフ証券のホームページ |
マックシャラフの場合には郵送で口座開設ができるのでいいのですが、中には現地に行かないと口座が開設できないこともあります。たとえば、香港のフィリップ証券。ここは実際に現地にいって担当者に会うことが口座開設の条件の1つになっているのです。
この場合、現地に行くまでの時間とお金が必要になります。なので、本気で投資をしたい人でないと難しいかもしれません。逆に考えれば、本気でフィリップ証券を利用して投資をしたいのであれば、このくらいの覚悟が必要ということでしょう。
ちなみに、フィリップ証券を使って投資をする場合、最初に20万香港ドルを口座に入れる必要があります。
為替リスクともろもろの手数料
海外投資をする場合、当然その国の通貨で投資をします。ということは為替リスクが発生してしまいます。たとえ株価が上がっていても、通貨の価値が下がってしまっていたら、資産を考えた場合には目減りをしていることになるのです。また海外の証券口座に送金する場合には、送金手数料がかかります。日本の銀行から日本の証券会社の口座に送金するときよりは、当然手数料は高くなるのです。
私の場合、ロイズTSB銀行を使っていますが、それでも最低2000円かかります。国内送金と比べると、やはり高い。海外に送金をする場合には、株価の上下だけではなくて、こういった手数料を無視することができないのです。たとえば、手数料で1万円かかってしまう場合、株を買う前からすでに1万円負けていることになるのです。これはイタイ。ということで手数料もシビアに考える必要に迫られます。
海外投資と一言でいっても、方法はたくさんあります。ファンドを使ってもいいと思いますし、個別にチャレンジしてもいいでしょう。一番大切なことは自分がどの投資に向いているのかだと思います。そのことを考えることなしに投資をすることは危険です。なので、まずは「自分探し」をすることが海外投資の第一歩なのだと思います。
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