年金/年金にかかわる手続き

年金振込口座、お得な金融機関とは

年金は基本的に金融機関に振込みをされるのですが、各金融機関は年金の振込指定口座の獲得のため、さまざまなサービスや特典を提供しています。そのサービス内容を検証します。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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年金の振込口座はどこが良いの?

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下に挙げた金融機関以外にも多くの金融機関が金利優遇を行なっている。興味がある方は、上に挙げた金融機関を含め、条件等詳細についてチェックしていただきたい
公的年金の受取は、郵便局窓口での現金受取という方法もありますが、原則的に自身の口座へ振込がほとんどです。

年金を請求する際には、振込口座も届けることになります。給料の場合は、会社によっては金融機関の指定をされる場合があったりしたかもしれませんが、年金については銀行や郵便局、JAなどどこでも構いません。

年金受取金融機関の選択基準としては、

まず、生活資金として引き出しをするので、「便利」であること
そして、その金融機関自体が「健全」であること

この2つが選択の基本だと思いますが、この2つ以外に「サービス(特典)が良いこと」も挙がるのではないでしょうか?

金融機関にとって、安定的、定期的に資金が確保される年金振込口座の獲得は重要な位置づけになっており、口座獲得のためのいろんなサービスを用意するようになっています。

サービス(特典)の王道は「金利優遇」

さて、金融機関が用意するサービス内容ですが、真っ先に挙げられるのは、何と言っても「金利優遇」です。

「金利優遇」とは、年金の振込口座を指定することで、普通預金や定期預金について、一般的に適用される金利(店頭金利)よりも上乗せされた金利が適用されるというものです。

例えば、関東地方を地盤とする地方銀行の神奈川銀行では、スーパー定期1年ものの金利を店頭金利に100万円を上限にプラス0.5%、900万円を上限に+0.1%上乗せされる「かなぎん年金定期」という商品があるようです。

また関西地方を地盤とした地方銀行である関西アーバン銀行は同じくスーパー定期1年ものの金利を店頭金利に500万円を上限にプラス0.3%、残り500万円については0.15%上乗せされる「年金定期預金」商品があります。

いずれも取り扱い期間が来年の3月31日までとなっています。

次ページで金利優遇以外のサービスを紹介
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