文章:石津 史子(All About「年金」旧ガイド)
いまどき5年で1.42倍だなんて、ほっぺをつねってみたくもなりますよね。でも、これは安全(?)で確実な方法なのです。ただし、「自分の寿命が分かれば!」の話。
でも、何はともあれ「人生80年時代」と言ってもいいぐらいの世界一の長寿国の年金制度にある仕組みですから、知らなかった…というのでは寂しいですよね!?
昭和36年4月に国民年金は産声を上げました。
その当時から、国民年金は「65歳から支給」でした。
一方、厚生年金や共済年金では、原則として60歳から老齢年金(共済年金では退職年金)は支給されていましたし、さらに若いときから年金をもらえる特例的な取扱いをする仕組みがあったぐらいです。
そこで国民年金でも、原則として65歳支給の老齢年金を、本人が希望すれば、最高5年早く支給年齢を繰り上げてもらうことも、5年繰り下げてもらうことも可能にしたのでした。
さて、いったい、どのような仕組みなのでしょうか?