★どっちが手取りに影響大!?(2ページ目)

2年連続でマイナスの物価スライドが実施されましたが、これは、給付水準が下がったというものではありません。実質的な年金の貨幣価値を適正化するものです。

ただし、65歳以上の年金受給者にとって手取りの年金が減る原因は物価スライドによるものだけではなさそうです。

「介護保険の保険料」は負担増の方向。

これらの保険料については、年金からの天引きが一般的なので、今後手取りが減っていくことが予想できるからです。

ちなみに、平成15年～17年の65歳以上介護保険料の全国平均は月額3,293円「厚生労働省HPより」で、平成12年～14年の保険料平均2,911円と比べて13.1％増とのこと！

今回の年金改正法案にも盛り込まれる給付水準50％以上…という数字は、現役男子の平均的な手取り収入と税金や介護保険料を控除する前の計算上の年金額の水準を比較したもの。

つまり、分母が小さくて（手取り収入）、分子が大きいまま（税や介護保険料控除前の数字）で算出された数字だから、いくらか差し引いて頭に置いておくことが大切です！

  平成16年度の年金額一覧表
    平成16年4月以降の年金額は、▲0.3%スライド後の数字です。

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