文章:石津 史子(All About「年金」旧ガイド)
 
難解な年金語の通訳をすることになった浪速の年金マダム
年金語を通訳するから任しとき!

わたくしは…『年金ってな、「何回聞いても難解」やな。せやさかい、今度手続きしに行くときに、ついてきてくれへんか?』という一言がきっかけで、その難解な年金語の通訳(?!)をすることになった”浪速の年金マダム”。

第3話は、脱サラするための会社の辞め時をテーマにした年金相談簿。
「長期の住宅ローンを組んで、あれを購入しはる人がいる…いったいどんな人が買わはるのかしら?」建築中の高層マンション群を眺めながら、ふとそんなことを考えた時に来所されたのが、大杉ご夫妻でした。
 

脱サラの決意を固めた夫と生活安定のために時期をずらして欲しいと願う妻

大杉雄介:
船場から歩いて来たのですが、結構距離ありますなぁ…。しかも上りやから、この通りふぅふぅですわ~。
せやけど、太閤さんはよく考えはった。お城のある上町台地は高台にあるから、水害とは無縁やね。

大杉孝子:
あなた、年金のお話を…。
すみませんね、主人は一生懸命話を聞いて下さる方を前にすると、話が尽きません。横道にそれたら、遠慮せずに話を切って元にもどしてやってくださいね。
脱サラの時期は慎重に
夫婦の気持ちがバラバラでは転職はうまくいかない


雄介:
ええやないかぁ。
いやぁ、すんません。今事務所を探している最中でして、いろんな場所を歩いているもので。でもね、市内を歩いてみると、歴史を刻んだ石碑があちらこちらに建てられているんですよ。興味深いし、楽しいものですね。はいはい!奥さんがにらんでいるから、これで終わり!っと。
実は、昨年五度目の正直(!?)ってやつで、やっと試験に合格して○○の資格がとれたんですよ。それで独立開業の目途もつきまして、近々会社を辞めるつもりでおるんです。でも、家内がうるさいし、わたしとしても独立した後のことをいろんな面から考えておきたいと思いましたので、こちらへ伺ったのです。もちろん、まだ会社にも話してませんよ。でも13年ほど営業をしていましたから、まぁ、何とかなると思うんですよ。

マダム:
そうですか、それはおめでとうございます!独立開業といっても、最初は大変です。健康が資本ですから体に気をつけて、頑張ってくださいね。
さぁて、それでは年金ですね。
独立後は、お二人とも市役所などで国民年金への加入手続きをとることになりますが、先にお二人の年金加入歴を整理しておきましょうね。
学校出られてから、何年ぐらい会社にお勤めになったのですか?

雄介:
わたしは高校を出てから、しばらく家業を手伝ったりしていました。今の会社に就職したのは27歳の時でしてね、これと結婚した年ですわ。もうすぐ20年になるかなぁ。

孝子:
わたしとしては、子ども達の教育費があと数年で終わり…というところまできたから、好きにさせてあげてもええかな?と思う反面、あと少しなんやし、我慢して欲しいという思いが交錯しているんです。でも、やっぱり安定した収入が確保できるし、「今すぐ」は、我慢して欲しいのが本音かもしれませんね。

マダム:
現在奥さんは、どこかにお勤めですか?
孝子:
いえ、子育てや病気の親が同居していることもあって、ずっと専業主婦なんですよ。

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