2007年の締め括り、年金制度の1年を振り返ります。

2007年を振り返ると…


今年も残すところあとわずか、今年1年がどんな1年だったか、振り返る時期になりました。年金制度を振り返ると、今年はやはり年金加入記録が問題となった1年ではないでしょうか。今回は年金の加入記録問題の現状と自分の記録の確認方法をみていきましょう。  

加入記録確認の現状


今年の5月頃から浮上してきた年金の加入記録問題。原因の1つには「基礎年金番号」導入時の記録確認に問題があったことが挙げられています。

基礎年金番号は平成9年1月に導入されたもので、公的年金に加入すると1人に1つ基礎年金番号が決定し、転職等で加入する制度が変わっても同じ番号で年金の加入記録が管理されることになっています。平成9年1月以降年金制度に加入した人(年金手帳の表紙が青色)は、加入時から基礎年金番号が決まっていますが、それ以前から年金制度に加入していた人(年金手帳の表紙がオレンジ色などの人)やすでに年金をもらっていた人には、以下のような基礎年金番号通知書が送付されました。
 
 

基礎年金番号制度が導入される以前は、国民年金、厚生年金、共済組合といった制度ごとに年金の加入記録が管理されていました。基礎年金番号の導入時に、基礎年金番号通知書とともに加入記録を確認する案内も送付されていましたが、この段階では加入記録の漏れに気付く人も少なく、あまりメディアに取り上げられることもありませんでした。

基礎年金番号の導入前には、転職する度に年金番号が発番されてしまったり、結婚前の年金加入記録がそのままになっていたりなど、1人でいくつもの年金番号を持っているケースが多くみられました。さらには、手書きの台帳や磁気テープで管理されていた加入記録をオンラインシステム化する際、名前の読み違などもあって、その結果、基礎年金番号に結びつかない「宙に浮いた」加入記録が約5000万件にのぼることが明らかになったのでした。

現在、基礎年金番号と加入記録を一致させる名寄せ作業(濁点や漢字の新旧字体を緩和した氏名、性別、生年月日の3項目の一致から同一人の記録と思われるものを探す作業)が行われています。すでに年金をもらっている年金受給者で記録が結びつくと思われる人からお知らせが順次実施されています。

また、厚生年金に統合される前の船員保険の加入記録や旧厚生年金(昭和34年以前)の加入記録がマイクロフィルムのデータのまま残されていました。船員保険の加入記録が36万件、旧厚生年金の加入記録が1430万件にのぼりますが、この記録をオンライン化して名寄せ作業を行う準備も、現在進められています。

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