ハッピーセカンドライフを送るためにも十分な老後資金は不可欠です
今年の10月以降、日経平均株価の大幅な値動きや急激な円高ドル安など、金融市場が大きくゆれ動いています。市場の変動に不安を覚え、「老後資金の準備方法を見直したい」と考えてしまうことがあるかもしれません。

老後資金をこれから準備する人も、すでに準備を始めている人も、現在のような金融情勢の中でどんな選択をすればよいのか、自分の選択が間違いないかなど、迷ってしまうことかあるでしょう。そこで、今回は不安解消に役立つような老後資金の準備方法のポイントを解説していきます。

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老後資金の準備額(1ページ)
老後資金準備のポイント~長期間の投資(2ページ)
老後資金準備のポイント~分散投資(2ページ)
効率的な分散投資を考える(3ページ)

老後資金の準備額

資金計画において大切なことは、「いつまでにいくら」準備するのか具体的な目標を決めることです。老後資金についても、いつから使い始めるのかおおよその時期を決めて、その年齢までにどのくらいの金額を準備するのか、目標を決めておくことが必要です。

老後資金を使い始める年齢は、生命保険文化センターの調査によると「65歳」という年齢が最も多くなっています(生命保険文化センター「平成19年度生活保障に関する調査」より)。次に多いのが「60歳」なので、60歳~65歳くらいまでに老後資金を準備するのが、理想的でしょう。現在40歳代の人なら約20年、30歳代の人なら約30年かけて準備することができます。

それでは、目標額はどのくらいの金額になるでしょう。総務省の調査によると、現在の高齢者世帯(夫婦とも60歳以上)の1ヵ月の平均支出額は287,585円です。
【高齢者世帯の支出内訳】(単位:円)

※総務省「平成19年家計調査」より

一方、厚生労働省発表の「平成19年簡易生命表」によると、65歳男性の平均余命は18.56年、65歳女性の平均余命は23.59年です。もし同い年の夫婦なら、65歳以降の支出として上記金額の約19年分、夫が死亡し妻1人になったときの生活費として一般的に夫婦2人時の約7割の支出が約5年分必要で、おおよそ7,700万円の支出額となります。

老後の収入として公的年金や企業年金など年金収入があるので、老後の支出額全てを老後資金として準備する必要はありません。なお、ゆとりのある老後の生活を送るためには1ヵ月約38万円が必要であるという調査結果もあります(生命保険文化センター「平成19年度生活保障に関する調査」より)。老後資金として必要な目標額は、意外に大きな金額となるといえそうです。

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