小学校受験者数が減らない理由

小学校の校舎
小学校受験は首都圏では珍しくない光景となっています

近年、公教育への不信・不満を背景に、首都圏では小学校受験への関心がますます高まっています。渋谷区、千代田区、文京区などでは特に受験が盛んで、就学児童の4割以上が国・私立小学校に進学する地区もあるほど。

少子化や不景気といった状況であっても小学校受験者数が減少しないのは、学力不安や学級崩壊などを代表とする社会的背景があるといえるでしょう。

以下で首都圏での人口動態と受験動向を見てみましょう。

■首都圏(一都三県)小学1年生の在籍者数推移
  2006年 2007年 2008年
東京 98,938名 99,530名 98,943名
神奈川 81,121名 81,431名 81,141名
埼玉 66,237名 65,828名 65,906名
千葉 55,934名 56,036名 55,945名
首都圏 302,230名 302,825名 301,935名
文部科学省・2008年度学校基本調査速報より

■首都圏(一都三県)の受験志願者数の推移
  2006年 2007年 2008年
私立 23,288名 24,823名 25,092名
国立 16,504名 16,552名 16,533名
首都圏 39,792名 41,375名 41,625名
私立小学校75校、国立小学校8校が対象。「お受験じょうほう」調べ

上記の通り、首都圏の6歳人口は約30万人といわれ、うち約42,000名が私立・国立小学校へ出願し(のべ志願者数)、実数約12,000人が小学校受験をしていると言われています。2008年度入試では、国立志願者数トップは筑波大学附属小学校で4,454人(志願倍率男子28.8、女子26.9)、2位はお茶の水女子大附属小学校で3,139人(同男子43.1、女子79.0)、3位は東京学芸大学附属竹早小学校で3,072人(同男子67.3、女子63.5)。

私立志願者数トップは慶應義塾幼稚舎で2,468人(志願倍率男子14.3、女子22.9)、2位は早稲田実業学校初等部で1,476人(同男子13.3、女子14.3)、3位は成蹊小学校で908人(同男子8.7、女子7.5)となっています。