備えておきたい3つのリスク
貯蓄、保険、投資などリスクに備えること、将来のための資産形成をしていきましょう |
■自分の病気やケガ、失業
シングルにとって、自分が働けなくなって収入が途絶えることは大きなリスクです。病気やケガで入院したときのために医療保険に加入しておくこと、そして貯蓄の一部はいざというときのために使うお金として確保しておきましょう。また、会社が突然倒産などという事態も、他人ごとではないご時勢なので、稼ぐ力を身につけておくことも大切です。
■親の病気や介護
親の年齢が70歳くらいになってくると、病気や介護の心配がでてきます。実家と遠く離れて暮らしている人や、自分しか家族の世話をする人がいないという場合には、親の介護をするために自分の生活が変わってくることも考えられます。そのような場合に、仕事を変えるのか、辞めるのか、お金を援助するのかなど、いくつかの選択肢を考えておくことが大切です。
■セカンドライフのお金
40代になったらそろそろセカンドライフのお金も準備を始めたいところ。いまある貯蓄を上手に増やすことを考えたり、60代でも働けるスキルや知恵を身につけていくことが大切です。これから結婚した場合でも、セカンドライフのお金は必要になってくるので、今から少しずつ準備をしておきましょう。
また、セカンドライフにおいては「どう過ごすか」ということも大切な要素。60歳女性の平均余命は約28年。90歳、100歳と長い時間の暮らしがあるので、ライフワークとなる仕事や趣味を持ったり、友達やパートナーとの関係を深めていくことも心がけていきましょう。
お金にも働かせて“ダブルインカム”
金利の低い現在では、預金に預けていてもお金はなかなか増えません。これから先、50年近い人生があるのですから、お金にも働いてもらって、上手に増やしていくことを検討してみましょう。そのために知っておきたいのが「複利」のパワー。利息のつき方には「単利」と「複利」の2種類があります。「単利」とは、最初に預けたお金に毎回一定率の利息がついていくもの。「複利」とは、利息がついたら、それをまた元本に入れて、次の年はその合計額に利息がつきます。つまり、利息にも利息がついていくんですね。だから、上手に増やすためには「複利」の金融商品を選ぶことが大切です。
(詳しくはこちらをご覧ください「複利運用でお金を育てよう」)
利回りもよくて、複利で運用するものとして「投資信託」があります。投資信託は1万円から始められるものが多く、運用のプロがさまざまな株式や国債などに投資をしてくれるものです。預金よりも大きく増える可能性がありますが、自分が払ったお金よりも減ってしまうリスクもあります。そのため、近いうちに使う予定のあるお金ではやらないでくださいね。セカンドライフのお金など、当面使う予定のないお金で、少しずつ買っていくようにしましょう。
例えば、毎月5万円ずつ積み立てて年利3%、1年複利で運用できたとすると、10年後には自分が積み立てたお金は600万円で、利息は約79万円、20年後は積み立てたお金は1200万円、利息は約337万円になります(すべて税引き後)。自分の収入にプラスして利息の収入も得られたら、シングルだってダブルインカムになれるということ。毎月の積立の一部を投資信託にしてみるのも1つの方法です。
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