お財布の紐が固い傾向にあるのは関西圏・名古屋圏
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総支出額が少ない都市トップは「那覇市」、次いで「和歌山市」「長崎市」「青森市」「大阪市」「神戸市」「京都市」…と続きます。そして、9位、10位には、「名古屋市」「津市」がランクインしています(右表・クリックしてください)。
関西圏は、奈良、大津(滋賀)を除いた2府2県の都市がトップ10入りを果たしています。また、総支出額の大都市圏比較においても、京阪神 287411円、中京 296825円 北九州・福岡 304606円 関東 319160円となっており、関西圏、名古屋圏の倹約ぶりが目立ちます(厳密には、都市別の物価水準も考慮する必要がありますが…)。
使途不明金が多いのは富山市
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使途不明金が多いご家庭は、総支出額が多くなりがちですが、最も支出額の多い富山市が、最も使途不明金が多い結果となりました。富山は、堅実で貯蓄額も多いとされているので、意外な感じがします(右表・クリックしてください)。
富山市の使途不明金の数値が他の都市に比べて突出しています(全国平均17,021円、富山市68,378円)。平均値は、大きな金額がひとつでもデータの中に入ると、上に引っ張られる傾向があるため、この数値が適正なものなのかどうかは、公表されていない実際の個別データを見て判断する必要があります。
支出額と使途不明金の関係を調べてみると、使途不明金の多い都市は支出額も多い傾向にあることがわかりました。やはり、支出額を減らすには、使途不明金を減らすことは大切なことですね。
*ちなみに(対数)相関係数0.7でした。参考:相関係数