税金/税金関連情報

車にかかる費用は生涯で約4000万円!(2ページ目)

家計の中でも、生活・住宅・教育・保険についで費用がかさむのが「車」。もっと効率的に維持する方法はないのでしょうか。

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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車を持たない生活How Much?

タクシーや公共の交通機関、レジャー時にはレンタカーを使う。これは筆者が8年間、東京の都心(中野区)で暮らしていた時のカーライフのスタイルでした。

都心だと駐車場代だけでも1月3万~5万円は当たり前! 当時サラリーマンだった私にはとても車を持つことができませんでした。その代わり、地下鉄などの公共交通機関が発達しているエリアだったため、不自由はありませんでした。

このように思い切って車を所有せずに、代わりにかかる費用を試算してみましょう。

●交通費
月に1万円ずつタクシーを使ったとして50年間で計算
→1万円/月×12カ月×50年間=600万円

●レンタカー代
月に1回レジャーを楽しむためにレンタカーを24時間借りる場合
→トヨタ プリウスで約1万2000円+高速代・ガソリン代約7000円=約2万円/月
→2万円/月×12カ月×50年間=1200万円

合計すると、50年間で1800万円。生涯キューブクラスに乗り続けた場合の4200万円との差額は、2400万円にもなってしまいます。

レンタカーのほかに、カーシェアリングを利用する手も

レンタカーだと、気分によってRV車にしたりスポーツタイプにしたりとチョイスして、いろいろな車に乗ることもできます。子供が生まれた、引っ越しした、といった環境の変化による買い替えの必要もありません。一方で、自分の所有物ではないことや、他の人も運転する車であるというデメリットもあります。

また、カーシェアリングという手段もあります。拠点が近くにあれば、レンタカーよりリーズナブルに利用できるかもしれません。

人それぞれのライフスタイルや住んでいる地域などで、車はどうしても必要という場合もあります。車もハイブリッドやEV、これからは燃料電池車も普及していき、燃費コストも改善することが見込まれます。前述の計算例はあくまで参考として考えてください。

一方で、車のように生涯付き合うもの(保険や家などもそうですね)は、少し目先を変えるだけで、小さい金額のようでトータルでは、かなり大きな金額の違いがでてきます。

我が家の価値観を大切にしつつ、ライフプランとにらめっこしながら考えていきましょう!
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