2人の貯蓄額は、平均より上? それとも下?
先ほどの計算で、今年の年末時点の貯蓄残高と今年1年間の貯蓄額がわかりました。自分たちの貯蓄額がわかったところで気になるのは、他のDINKSカップルはどの位、貯蓄しているかです。そこで、「平成16年全国消費実態調査(特定世帯調査表)」(総務省)の調査結果を参考に、DINKS世帯の貯蓄に関するデータを表にまとめてみました。
■私たちの貯蓄残高は、多いの? 少ないの?
下の表は、DINKS世帯の夫の年齢別に世帯年収額(夫婦2人合算)と金融資産純増率、貯蓄現在残高を示したものです。これは、日本全国のDINKS世帯の平均ですからあくまでも目安として見てください。
まず最初に、夫の年齢や夫婦2人合算の世帯年収を参考に、自分たちの貯蓄残高とDINKS世帯の貯蓄現在残高を比べてみて下さい。いかがですか? 平均より少ないというDINKSカップルの方は、もう少し貯蓄を増やすように、意識を変える必要があるかもしれません。
※「平成16年全国消費実態調査(特定世帯結果表)」(総務省)より作成 |
次に、2人が1年間に貯蓄した金額が、多いのか少ないのかを調べてみましょう。上の表では、「金融資産純増率」という項目を見ます。初めて耳にする方も多いかもしれないので、簡単に用語解説をします。
●金融資産純増率
可処分所得に対する金融資産純増〔(預貯金?預貯金引出)+(保険掛金?保険取金)+(有価証券購入?有価証券売却)〕の割合をいいます。今回は、ざっくりと預貯金だけで見てみます。
●可処分所得
実収入から税金、社会保険料などの非消費支出を差し引いた額で、いわゆる手取り収入のことをいいます。