「親と同居」や近所に住むと子ども世帯にメリット大!?
今度おばあちゃんの家に遊びに行こうか! |
■同居の最大のメリットは、「家事育児の協力」
同居のメリットとして、ここ数年ポイントが上がっている項目が「家事育児の協力」で、(親から見て同居相手が)「息子夫婦」:38.7%に対して、「娘夫婦」:64.8%と、妻の両親と同居の場合はより顕著になっています。また、妻の仕事が「フルタイム勤務」の場合は、62.5%と、「パート」や「専業主婦」の場合と比べてダントツに多くなっています。夫の両親には頼みにくいけれど、自分の親であれば気兼ねなく家事育児を頼みやすい……そんな妻の心境がよく表れていると思いました。
を挙げた人の割合>
※旭化成ホームズ株式会社「二世帯住宅研究所」2005年11月 「二世帯同居・この10年 定点調査で振り返る同居意識と実態の変容」 をもとに、ガイドがグラフ作成 |
■経済面よりも安心感を重視
このほかのメリットとして「急病の時など心強い」「安心して旅行や外出ができる」などがありました。一方、「子世帯が独自に家を持つことが困難だから」「生活が大変だから」などの経済的な理由で同居をする人の割合は減少傾向にあります。経済的な面よりも、安心感をメリットとして挙げる人の割合が増えているようです。
■近くに住むことで、同居のデメリットを解消
同居の場合のデメリットとしては、「生活リズムが違う」「共有スペースで気を使う」「光熱費・食費など家計の分担がしにくい」といった点が挙げられますが、最近は玄関や共有部分が別になっている二世帯住宅など、分離度を高くすることで問題が解消されるケースも増えています。また「近くに住む」場合も、同居のデメリット面を解消することができると思います。