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家計の見直しの4つの着眼点「ECRS」とは?

消費者物価指数前年同月比2.4%上昇。もはや小手先だけの節約法では太刀打ちできません。家計を抜本的に見直すための「家計改善の4つの着眼点」を伝授します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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家計のやりくりに悩む
物価が上がって、貯金がいつの間にか減っている……なんとかしないと!
日常生活のさまざまな場面で物価上昇を実感することが増えてきました。給料がなかなか上がらないこのご時勢、今までと同じ生活をしていては、なかなかお金は貯まりません。

十分な貯蓄ができない状態が続けば、将来の備えも不足し、不安がますます募ります。そこでは今回は、家計を改善し貯蓄体質に変えるための「家計見直しの4つの着眼点」を紹介します。

【記事のインデックス】
家計改善の4原則「ECRS」とは……1P目
着眼点・その1「E」、その2「C」……2P目
着眼点・その3「R」、その4「S」……3P目
効果的に家計改善を実現するためのアドバイス……4P目

「家計改善の方法として、『支出を抑えて、貯蓄を増やす』というアドバイスを一般的に聞くけれども、何から手をつければ良いか分からない……」とか、「今までいろんな節約をやってきたから、これ以上、改善できない……」といったご相談をお客さまから受けることがあります。

ガイド平野は、お客さまの家計支出の詳細項目を一つ一つ見て、「この支出項目は多い」とか、「この支出はムダ」といったアドバイスはしていません。その代わりに「家計改善の4つの着眼点」についてお話しています。何にお金をかけるかは、その人自身の生き方や趣向が反映されますので、ご自身で考えて頂くためのヒントを差し上げたいと思っています。

家計改善の4つの着眼点「ECRS」

何かを改善するときによく用いられる発想法に「改善の4原則(ECRS)」というのがあります。これは、ビジネスの場面(特に製造現場)で業務改善などに使われているものです。ECRSとは、次の4つの英単語の頭文字を取ったものです。

■Eliminate(やめる、捨てる、除く)
■Combine(統合する、結合する)
■Replace(置き換える)
■Simplify(簡単にする、単純にする)

それでは、具体的に家計改善にどのように活かせるかみていきましょう。

ます最初の着眼点は「E」……最も効果的な方法です

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