人財
職場で提供される研修、活かせてますか?
2008年の終わりから、社会問題になっている雇用不安……。特に、非正規社員の解雇や契約打ち切りが相次ぎ、「派遣切り」という言葉まで生まれています。契約問題に直面している方は、もちろんのこと、今はまだ直面していないけれども将来を考えると不安、という声もよく聞きます。パートナーが非正規社員、という共働き夫婦の方もいらっしゃると思いますので、今回は、雇用不安に備えるキャリアアップについて解説します!

【記事のインデックス】
企業が求める人材と人材育成支援とは?……1P目
時間とお金をかけないキャリアアップが人気!?……2P目
「忙しくて勉強できない!」は、非正社員の方が多い?……3P目
「職業生活設計力」で2人の人生を元気にしよう!……4P目

企業が求める人材と人材育成支援とは?

競争が激化する経済社会の中で、企業が勝ち残っていくためには、単にコストを削減するだけではなく、労働生産性(*)を高める必要があります。そのためには、優れた人材を確保する必要があります。

厚生労働省「平成19年度 能力開発基本調査」では、「労働生産性が高いと認識している企業ほど、能力開発の取り組みを重視し、キャリア形成のための支援を行っている、ということが発表されていますが、優れた人材を育成するために、従業員の能力開発に力を入れる企業が増えているようです。
(*)労働生産性:労働者1人当たりの付加価値額のこと。労働生産性が高いほど、労働者の投入に対して生み出す付加価値が高いといえる。

■企業が行う人材育成は、正社員、非正社員で違う?
企業の人材育成というと、OJT(on the job training=日常業務で、先輩や上司などから指導を受けながら受ける教育訓練)のほかに、OFF-JT(企業内研修など、通常の仕事を一時的に離れて行われる教育訓練)があります。具体的に企業が行っている支援方法には、
●「受講料などの金銭的援助」(正社員:73.1%、非正社員:48.9%)
●「教育訓練機関、通信教育等に関する情報提供」(正社員:40.1%、非正社員:32.6%)
●「就業時間の配慮」(正社員:38.7%、非正社員:41%)
●「社内での自主的な勉強会等に対する援助」(正社員:37.5%、非正社員:37.4%)などがあります。(厚生労働省「平成19年度 能力開発基本調査」より)
さすがに「受講料などの金銭的援助」は少し差がありますが、他の支援については、正社員、非正社員共に同じくらいの割合であることが分かりました。

時間とお金をかけないキャリアアップが人気!?