20年30年先を想像してプランを立てよう
旭化成ホームズ株式会社ヘーベルハウス「二世帯住宅研究所」の調査によると将来親世帯スペースが空いた場合の活用は、分離度合いが高いほど、融通が利くことが分かりました。※旭化成ホームズ株式会社 ヘーベルハウス「二世帯住宅研究所」 「親子同居スタイル・多様化の実態」を元にガイドがグラフ作成 |
「独立二世帯住宅」「共用二世帯住宅」「融合二世帯住宅」とは、ヘーベルハウスが使用している建物タイプの名称と同居スタイルの違いによるカテゴリー分類です。「独立二世帯住宅」:完全独立型、「共用二世帯住宅」:一部分離型、「融合二世帯住宅」:完全同居型、とイメージしてください。
たとえば、玄関を別にするなど完全独立型の二世帯住宅に住む人で、将来賃貸にしたいと考えている人は、「外部行来型独立二世帯」:26%、「内部行来型独立二世帯」):28%いるのに対し、玄関や浴室が共用という一部分離型の二世帯住宅になると「玄関共用二世帯」:7%、「玄関浴室共用二世帯」:11%と、完全独立型の半分以下になります。そしてさらに、完全同居型(「融合二世帯」)になると1%と、ほとんど賃貸という選択肢は考えられていない状況でした。
逆に、「世帯のスペースが空いたら残った家族が一軒の家として利用する、という割合は、完全同居型の「融合二世帯」:50%、一部分離型でも50%前後になることが分かります。
20年、30年先のことまで考えると、賃貸や売却などをしやすい完全独立型が理想なのかもしれませんね。タカシさん夫婦も、敷地の面積が対応可能かどうか、建設コストと合わせて見積もってもらうことにしました。