ローンを借りるデメリット

先にメリットばかりを並べましたが、ローンを借りるデメリットは何でしょうか?

当然のことながら、ローンを借りると金利負担が発生します。現在、個人がローンを借りているケースで見ると、その金利は低い場合で1%くらい、高くなれば29%近く払っていることだってあります。一般的には、住宅ローンのようにお金の利用目的がはっきりしていて担保を差し出すものほど金利は低くなり、カードローンのように利用目的に決まりがなく無担保(担保をとられないもの)のものは、金利が高くなる傾向にあります。

ほかにもローンを借りるデメリットとして、金利の上昇リスクやそこから派生するリスクについて考えておきましょう。

■金利上昇リスク
マンション投資で失敗すると、取り返しのつかないことに
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現在、金利の上昇がさかんにいわれています。金利の上昇はお金を預ける人にとってはうれしいことですが、お金を借りる立場であれば困ったもの。マンション投資の目的でローンを借りる場合には、その多くが変動金利となることでしょう。変動金利であれば、借入後もその時々の市場を反映して金利が動きます。

金利が上昇すれば、それに連動するかたちで毎月の返済額も増加します(返済額が見直される時期はローンタイプによる)。下手をすると、「毎月賃料は入ってくるけれど、そこから管理費などの運用コストを払って、ローンの返済をすると手元にお金が残らない、それどころか赤字に」なんてことになってしまう可能性もあるのです。

■思っても見なかった、「売れない」というリスク
もうひとつ心配なのが、「毎月赤字になるくらいだったら、もう手放してしまおう。」と思ってもそれができないケースです。「え?そんなことあるの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、決して珍しいことではありません。例えば、「2,000万円で買ったマンションを売ろうと思ったら1,800万円にしかならない。でもローンが1,900万円も残っている……。売却の諸費用まで払ったら1,700万円しか手元に残らないのに、1,900万円ものローンは返せない。だから売れない」ということです。

「毎月赤字で、マンションを持っているのが苦しいのに、手放すことも出来ない」なんて、あまりにつらいことです。頭金がほとんどない状態でローンを組むとこのような事態になってしまうこともあるのです。

マンション投資をする際にローンを借りるのであれば、そのメリット・デメリットをきちんと理解した上で、それが自分にどのような影響を与えるのかをしっかり考えます。自分は、メリットを活かすことができるとなればローン利用を必要以上に躊躇することもないでしょう。ただし、この場合でもデメリットにもきちんと目を向けましょう。投資用マンションは、どうしても必要なものではないはず。メリットばかりに目を奪われて、デメリットに目をつぶってまで「買う」のは、あまり感心できることではありません。

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