REITへの投資がもつ「魅力」にはどのようなものがあるでしょう? その魅力に迫ってみたいと思います。

魅力1:利益の90パーセント以上を分配

REITは一般の株式会社に比べると分配金を多く出せる仕組みとなっている
REITは一般の株式会社に比べると分配金を多く出せる仕組みとなっている
REITの利益の源泉は、おもに賃料収入です。賃料収入は、投資口の価格が急に下落したところで、それに引きずられて大幅に下落することは考えにくい。そのため、REITの利益は安定していると言われています。

そのうえ、その分配可能利益の90%以上を分配すれば、REITは法人税がかからない仕組みになっています。つまり、一般の株式会社に比べると分配金を多く出せる仕組みとなっているということ。

安定的な利益が見込めるうえに、そこからの分配も多く見込めるのがREITなのです。

魅力2:不動産特有の流動性の低さを解消

不動産は流動性の低さが欠点。「この不動産を買おう」と決めてから「購入申込み」をして条件交渉、契約、そうして引渡し…。ところが、同じ不動産への投資であっても、形を変えてREITへ投資するのであればその欠点が解消されます。

REITは、株式と同じように、証券会社を通して自由に売買できます。更に、運用をプロに任せられる、細かくいえば、入居者の入替えなどの維持管理の手間もかからないし、入居者とのトラブルの心配もなさそうです。

魅力3:少額から投資が可能

本来、不動産への投資には、ある程度まとまったお金が必要です。仕事柄、投資用マンションをウォッチしていますが、ワンルームタイプであっても500万円程度はします。それがファミリータイプとなれば、数千万円のお金が必要になってしまいます。

ところが、REITであれば、30万円程度からの投資が可能です。現在、高いものでも120万円台で購入することができます。結果として、現物不動産への投資ではなかなか難しい「複数の不動産への投資」が可能になります。少額からの投資ができるということは、分散投資もしやすくなるということです。

リターンが高いということは、それなりのリスクがある?

上記以外にもREITへの投資は、魅力がいっぱい。例えば、インフレになれば、不動産の価格は上昇することが予測されますが、それにあわせて賃料も上昇。不動産価格の上昇や賃料の上昇は、REITの利益の増加、つまり分配金の増加につながります。このように、REITはインフレヘッジとしても有効です。

しかし!! リターンが高いということは、一般にリスクが高いということを意味します。投資をする前には、利回りが高まっている(投資口の価格が下がっている)理由についてもしっかり考える必要はありそうです。次回は、REITへ投資する際の注意点についてご紹介します。

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