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J-REIT、相次ぐスポンサー変更とその背景(2ページ目)

J-REIT(投資法人)のスポンサーの変更が相次いでいます。なぜREITがスポンサーをかえる動きが出ているのでしょう? スポンサーから降りる企業、新たに手を挙げる企業、それぞれの側から理由を探ります。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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新たにREITのスポンサーになる側の理由は何?

新たにスポンサーになるには理由がある!
新たにスポンサーになるには理由がある!
新たにスポンサーになる側の理由としては、スポンサーが信用を補完し、資金調達などの点について面倒を見てREITを生き返らせることができるといったものが挙げられます。

投資口が売り込まれてしまったREITは増資もままならないため、資金力のあるスポンサーが必要となっています。REITが借入金の借り換えが出来ないときなどに、スポンサー企業がREITの第三者割当増資に応じて資金を注入するといった手段をとれるのも、スポンサーに力があってこそなのです。

他にも以下のような理由があるでしょう。
  • 手っ取り早く、大きな不動産ポートフォリオを確保できる
  • REITを一から立ち上げる必要がないので上場申請などの手間がかからない
  • スポンサーが既に運用している資産を組み込むなど、運用の受け皿に活用することを期待している

現在REITの投資口価格は全般的に低迷。世界的な金融危機が収まらないことにはしばらくは逆風が続くでしょう。しかし、「長期的には不動産価格は戻る」と考えるのであれば、これほど透明性の高いまとまった不動産ポートフォリオを一度に買い集めるチャンスはなかなかあるものではありません。当面は、スポンサーの変更によるREITの再編が進んでいきそうです。

【関連リンク】
REITが売られすぎって本当? (All About 不動産投資・REIT入門)
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