お金を借りる/これがキホン!お金を借りる大事な話

超入門 利息の計算をしてみましょう。 借りたお金の利息はいくら?

「金利の安い所からお金を借りたいけど、利息っていくらになるんだろう?」「毎月の返済額を少なくしたいけど、利息はどうなる?」そんな、素朴な疑問にお答えします。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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「金利の安い所からお金を借りたいけど、利息っていくらになるんだろう?」「毎月の返済額を少なくしたいけど、利息はどうなる?」そんな、素朴な疑問にお答えします。

お金の借り方

利息はいくら?
お金を借りる時は、いくら利息がかかるかも知っておきましょう

お金を借りたら利息を払います

お金を借りる時は、0.1%でも金利が低い所で借りたいし、月々の返済額は少しでも少ない方が助かります。でも、その場しのぎでお金を借りていると、借金が雪だるま式に増える事もあるので要注意。

■年利28%のA社で、10万円借りました。1ヵ月の利息は?

10万円 × 0.28 ÷ 365 × 30 = 2,301円

金利とは、一般的に元金(元本とも言います)に対する1年間の利息の割合で、年利○%として表示されます。

1年間に10万円の28%(=0.28)の利息を払います。
1日当たりの利息は?365日で割ります。
返済するまでの日にちをかければ、利息が出ます。

つまり10万円借りて30日後に、元金10万円と利息の2,301円を払えば、完済となります。

■毎月の利息はいくら?
前の例で、10万2,301円払えば借金は無くなりますが、一度に返済出来ない場合は月々決まったお金と利息を払っていく事になります。この場合、決まったお金+利息を払う場合と、決まったお金に利息が含まれる場合があります。

決まったお金が月々5,000円なら?
決まったお金+利息だと、5,000円+2,301円=7,301円。毎月5,000円ずつ元金(=残高)が減っていきます。翌月は10万円から5,000円を引いた、95,000円に利息がかかります。

決まったお金に利息が含まれる場合は、5,000円の中の利息が2,301円、元金は2,699円。翌月は、10万円から2,699円を引いた、97,301円に利息がかかります。
  
ゆとりで選ぶか、利息で選ぶか?
B社で10万円を借りて、月々利息を含む5,000円を返済するパターンと、最低返済額月々2,000円+利息を返済するパターンを見てみます。

元金10万円 年利28.835 %
月々5,000円を返済
(返済額は一定で、最終月のみ調整されます)
返済回数・・・・・・28回
利息合計・・・・・・約3万7000円

月々2,000円+利息を返済
(返済額は毎月減っていきます)
返済回数・・・・・・50回
利息合計・・・・・・約6万円

「毎月一定額の返済」は返済計画が立てやすいという特徴があり、「最低返済額+利息」の返済は返済が進むにつれ月々の返済額が減っていくのでゆとりが出てくる分、完済まで時間がかかります。「最低返済額+利息」の返済方法を選ぶ場合は、余裕がある時に臨時返済や全額返済を心がけるといいでしょう。

金利で選ぶのはもちろんですが、返済方法を選ばないと結局利息をたくさん払う事にもなりかねません。

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