20万円の借金が、1ヶ月で40万に!
〔答え〕20万円。
(200,000円×1200%÷12ヶ月=200,000円)
借りた金額と同額の利息がつきます。一度に返済するなら、元本20万円+利息20万円の40万円を支払うことになります。つまり、年利1200%の貸金契約を完済するには、借りたお金(元本)の倍額返済しなければいけないのです。そして、ヤミ金融業者はわずか一回の利息返済だけで、元を取ってしまうということでもあります。
年利1200%とは、このように20万円を1年間借りていたら240万円の利息がつきますし、50万円なら年間で600万円、100万円なら1200万円の利息。簡単に言うと、年間で元本に対して12倍の利息がつくということです。ちなみに、トイチ(10日で1割の利息)は年利365%、トサン(10日で3割の利息)は年利1095%です。たとえトイチであっても、返せなくなるのは目にみえています。
借りたお金は返すもの。しかし・・・
お金を借りたら、返さなければいけません。ですが、ルール(貸金業法や出資法など)を全く無視した暴利の貸し付けは別ではないでしょうか。とは言え、借りる側も曲解をしてはいけません!確かにこの判決によって、「ヤミ金融へは元本も返す義務なし」と裁判所から一つの答えは出ました。それに固執し、偏った捉え方をすると利用した人にも責任が出てくるかもしれません。私たちは法だけではなく、実社会で生きているのですから、大きく捉えていきたいものですね。
ヤミ金融の問題は、法だけで大元は解決できなく、私達ひとり一人がヤミ金融なんて利用しない!という意識を持つことが何より大切なことです。利用する人がいてヤミ金融が存在する、という一面も残念ながらあります。そして、現在、今ヤミ金融から借りている方、黙って追い込まれてはいけません。解決はできます。
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