借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

「借りすぎ」って一体全体いくらなの??(2ページ目)

「借りすぎに注意しましょう」って言うけれど、一体いくらのことなの?そう思ったことありませんか。みんな、いくらくらい借りているのでしょうか。年収から見ても、実際は返済に無理がある人がほとんどなのです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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平均借入を返すとしたら、年収はいくら必要?

「借りすぎ」って一体全体いくらなの??
借りたお金を返すには、いくらの年収が必要なのか。 我が家は「借りすぎ」になっていないのか。
平均的(2~3社利用の130万前後の借金)な借入があったとして、それを無理なく返済していくには、どれくらいの経済力が必要なのでしょう。

3社の消費者金融から40・40・50万円の借入があり、合計で130万円の借金があったとしましょう。この状況だと、毎月の返済は4万円前後になります。
この返済をするには家族状況などによっても大きく異なりますが、年収ベースで最低でも450万円は必要となるはずです。つまり毎月4万円の返済は、年収500万円ある人の返済額だと捉えるべきです。

実際、返済に無理がある人がほとんど!

それに対して「借りている人の年収はいくらなのか?」が気になるところであり、問題となる部分です。平均の130万円を借りている人は、年収450~500万円あるのか??

今までの家計相談経験からの私の推測ですが、500万円の年収ある方は4分の1程度だと感じます。4分の3が年収500万円以下ということです。ましてや、現実は年収300万円位の人が300~400万円もの借金があるとか、年収500万円の人が700万円の借り入れがあるなんていう状況の話は、そこらじゅうにあるわけです。ウソじゃありません。怖いでしょ。

こういった実情だからこそ、多重債務問題はずっと前から騒がれていたわけです。実際には多くの方が、家計に無理のある返済をしているというわけです。

「貸しすぎ」は大丈夫!?

この大手消費者金融7社による「ストップ!借りすぎ」キャンペーンは、当然ですが利用者側に向けての注意喚起です。それも確かに大切なことですが、貸す側においても“貸しすぎ”にも注意をしていただきたいものです。

貸す側の視点から考えはじめれば、いま風当たりの強いこの業界の思惑(取り組むんでいるという姿勢によるイメージアップ、金利水準の維持など)も見え隠れするような気もしてきます。何はともあれ、「利用には注意が必要だ」ということを、商品を提供している側が言っており、気を付けなければならないということでしょう。




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