不動産。手放せば借金!?

売っても破産!? 住宅ローン苦が多発中
夢を持って買った住宅。ローンが今になって重くなった。
最近、私のところに寄せられる相談内容に「住宅ローン」単体で悩まれている方からの相談が多くなっています。米国のサブプライムローンのようです。“単体で”というのは、他にカード会社のクレジットカードの利用や消費者金融の借り入れは一切ないという状況のことです。

通常、良いこととは言えないのですが、住宅ローンをなんとか返済するためにキャッシングをし、結果、住宅ローン以外にも借金が300万円もできた…なんてことも残念なことに圧倒的に多いものです。

さて、住宅ローン以外に主だった借金がなく、住宅ローン返済が困難になった場合はどうすればいいのでしょう? しかもそのマイホームを手放したい、さらに売ってもマイナスになるオーバーローン状態…。これでは売るに売れません。借金だけが残ってしまうのです。

あなたがもしもこんな立場だったら…

このような状況になりやすいケースとしては、別地域への転職や長期での転勤が決まったとか、離婚しその家が不要になった、住宅ローンを今後払うこと自体が重い負担であることが分かったなど、家が不要になったときに生じてしまうようです。

それでは数年前の実例を元に、あなたがもしその立場だったらどうして行動していくかを見ていきましょう。

関口さん(仮名)は、7年前に分譲マンションを30年ローンで購入。住宅取得時の金融機関の抵当権には、連帯保証人としてお父様が入られていました。家族はご夫婦と小学生のお子さんがお二人の4人家族で、ご主人は会社員、奥さんは専業主婦です。

希望としては“できればマイホームは手放したくはないが、今後の家計のことを考えると不安だ”ということで、家を手放すことにしたのですが…とのことです。また、“保証人であるお父様に迷惑を掛けることだけは避けたい”という想いです。

残債が埋められない

売ろう!と決心し、不動産屋さんに飛び込んだところ、「高めに売れたとしても2000万円を切りますね~」と告げられ愕然としました。ローン残高はまだ2200万円以上もあります。200~300万円のマイナスが出そうです。

関口さんご夫妻、そこを埋める預金は持ち合わせていません。貯蓄ができていない理由として、夫にはギャンブルでの借金癖があり、長い期間グレーゾーン金利での高利の借金があったことも要因のようです。

払えなくなった借金については、5年ほど前に親に頭を下げ、総額400万円を親に用立ててもらいそのまま返済しています。もう親にも親戚といった周囲の人にも金銭的余裕がある人はいなく、マイナス部分を埋めることは不可能でした。