借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

借金解決には「知識」それとも「行動力」?(2ページ目)

借金を解決しようと思う時、ただ知識ばかりを身につけてもダメ。行動力だけでもダメ。では、どういう状態で借金と向き合えば良いのでしょう? そんなメンタリティも踏まえお伝えします!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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どっちが得?どっちも損?

“「行動力」がないと借金すら解決できない!
どういうタイプが納得のいく借金整理ができる?
前者後者ともに偏りがあり、もったいないと感じます。
「事前完璧主義」の人は、知識が深まれば行動することを怖いと思ったり、自己判断で対策を考えたりして行動が遅くなるというデメリットがあります。でも逆に、自分のおかれている状況や、これから進もうとしている方向をきちんと理解できるというメリットがあります。

「楽観主義」の人は、知識を持とう、情報を得ようと自分から行動することが少ないので、不用意に相談に行くとだまされてしまったり、いい加減な処理をされてしまうかもしれないというデメリットがあります。しかし、素直に助けてほしい、このままでは大変なんです!と訴えることができるので、比較的早く対処できるだろうというメリットがあります。

しかし、どちらのタイプであっても「得」を得るよりも、「損」を被るほうが多いでしょう。メリットよりも、デメリットの方が大きく影響してくるからです。

一番良い借金整理の心構え

困ってしまうと前述のどちらかのタイプに振り分けられがちですが、一番賢く、確実に納得のいく解決を迎えることができる可能性が高いのは「中間」タイプ。お金で困っても、命をとられるわけではありません。まずは一呼吸おき、「返済トラブルって、どういう対処方法があるのかな?」と調べてみましょう。

場合によっては、相談先も探しながら調べてみましょう。もちろん、自分でやってみるという方法もありますが、分からないことも多いでしょうから、よほどのガッツがある方は別として、専門家に相談・依頼するほうがベターです。

そして、調べて信頼できそうだと思った専門家のところへ相談に行く。今まで学習した知識をいかし、自分の知っていることと専門家の話すことに相違が無いか確かめ、違うところは納得がいくまで聞いてみる。そうすることで、一般論とは少し違う、自分の状況に合った借金整理について考えていくことができるのです。

知識を持って行動する!

結論として、借金を解決しようとするには、頭でっかちで、頭の中だけで借金解決のことを考えていてはいけない。でも、単純に行動するだけではいけない。“知識を持って行動する!”、こういう落ち着いた心構えや行動が、きちんとした解決には必要不可欠なのです。

すべてが十分ではなくても、「これからの生活を立て直して生きたいという素直な気持ち」があれば、不足な部分を専門家と補いながら、うまく進んでいけるはずです。あとで、「もっと早く行動していたら…」となることのないよう、借金問題の心配が今ある人は、自分でも努力しながら、しっかりと動きだしてみましょう。


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