現状と心意気のバロメーター
ボーナスは、将来設計度と家計の体力が良好か否かを図る目安になります。 |
「減り方」からは、“家計の(経済的)体力と良好具合”
「使い方」からは、“将来設計度”
ボーナスが出ても右から左へお金が流れ、すぐになくなるような「減り方」の人は、体力がない家計で良好だとは言えません。体力があるとボーナスはゆっくり減るし、体力が無い・パンク(破たん)していると早い動きで減ります。
「使い方」にはその人の大切にしていることや今後の生き方や夢、不安へのヘッジなどが表れます。日ごろ頑張った自分や家族へのご褒美に少し贅沢して旅行や食事、スキルアップや資格取得のための自己投資、心と体を癒すためなどの使い方。3年後にマイホームを持ちたい! 来年結婚したい! 2年後と4年後に子供が進学、といった目標や目的があると、必然と使い方に変化が表れているはずなのです。また「その分として、これだけ貯めておきたい。高金利の借金返済をしている場合ではない」などと、結局のところ“将来設計度(ライフプラン)”への心意気が垣間見られるのです。
現金という武器は挑戦するために
すぐにボーナスがなくなってしまう方には、嫌な話だったと思います。しかしネガティブにあきらめないでください。良い方向へ変化させることはできます。今後に向けていろいろと計画を練ってみてほしいです。すでに現状で抱えた長期的な負担(住宅ローンや自動車ローンなど)を減らすことは容易ではないかもしれませんが、短期の負担(キャッシングやクレジットカードの利用など)があって、ここで苦しいのなら工夫しだいで確実に軽減はできるのです。そしてやはり現金を持っていてほしいです。カード社会、電子マネー、確かにいろいろと便利ですが、何はともあれ「現金」です。つまり貯蓄、その必要性を現代社会では強く感じます。先ほども少し触れましたが、若い人が貯蓄に関心を持ってきています。将来の様々な不安を感じ取っているのかもしれません。貯める・使う、バランスが大切ですが、イザというときに有意義な生き方にチャレンジするための選択肢が、貯蓄するという一手なのかもしれませんね。
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