借金の返済・債務整理/あなたにもできるカンタン返済法

借金家計の自己診断、私は返済していける?(2ページ目)

借金の相談をしたいけど少し不安、という方のために家計の自己診断法を紹介です。簡単ですが自分のお金の状況と可能性のある解決方法を知ることで、借金との向き合い方が変わります

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

  • Comment Page Icon

差額=返済原資は危険かも

借金家計の自己診断、私は返済していける?
状況を把握したら、相談することも大切です。
先ほどの計算例では、差額を返済可能額として単純計算で返済能力としましたが、実際の場面では危険なことです。
実生活では予測できない不意な出費がありますよね。葬祭や病院やケガ、家電の故障…。それらにお金を借りずに対処できる力を備えておくことも大切。ですから、たとえ差額からの返済能力が150万円と出たとしても、130万円くらいと少し下げて考え、生活資金の余裕を作るよう考えることも大切です。

返済能力が借金より少い!じゃあ破産?

「返済能力が借金額を下回ってしまった。では残された道は自己破産?」。そう思われる方もいたことでしょう。ですが即座に落胆しないでください。
今の借金はグレーゾーン金利で借りているものかもしれません。そうなると本当の借金残額とは言えません。過去に支払った灰色金利部分が無効、元金に充当されるなどして、借金額はグッと圧縮される可能性があります。

また、交渉によっては返済期間が3年ではなく、4~5年での長期が可能にできるかもしれません。ほかに「個人再生」という解決法もありますから、それで毎月3万円程の返済になり、希望を叶えることができるかもしれません。結果イコールではないことも現実です。簡単に落胆したり、諦めたりする必要はないのです。

きちんと解決するために

心配でも専門家のところには行きにくい、という方のための自己診断法を紹介しましたが、これでも解決方法を確定できるものではありません。家計だけではなく様々な要素が含まれる場合があるので、きちんと解決したいと考えるのなら専門家に相談するべきです。
事前に自分の返済可能額がわかっていると、専門家が本当に自分のことを考えてくれているのかが見えやすくなりますし、相談したい点もはっきりとし伝えやすくなるでしょう。
計算するだけでは解決しません。家計状況に納得したら、相談に行ってみるなど一歩踏み出してみましょう。


【関連リンク】
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/3/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます