借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

もしもあなたが借金整理したら… 返済限度額がわかる家計診断法

今あなたが抱えた借金を整理するとしたら、どんな方向に向かうのでしょう。ひとまず支出から借金を抜き取って家計をみていきましょう。家計と借入れのバランスをチェック!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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もしもあなたが借金整理したら…  返済限度額がわかる家計診断法
毎月いくら掛かっている?
紙に書き出してみよう! 返済限度額が見えてくるはずです

家計の現状把握をする

もしもクレジットなどの返済がきつくなって、あなたが借金を整理しようとした場合、「返済する方向で」の解決策を選択することは可能なのでしょうか? 知らず知らずに膨れ上がって、返済できなくなる前に家計と借入れのバランスをチェックしてみましょう。まずは現状把握です。

Q1.あなたの毎月の収入はいくら?
  • 「手取り」金額で計算しましょう。ご夫婦で共に収入がある場合は合わせてください。
Q2.毎月必要な生活費はいくら?
  • 固定でかかる生活費のことです。家賃もしくは住宅ローン。食費、水道光熱費、教育費、電話代、交際費、自動車関係、被服費、生活日用品、その他もろもろ。
  • 注意:この生活費のなかには、クレジットなどの借金返済分は含めずに純粋に生活するための支出を計算してください。
Q3.Q1?Q2を計算

「差額=借金返済に充てられる限度金額」

Q3の結果、差額はいくらでしたか?
〔例〕
毎月の手取り収入25万円
?) 生活費の合計19万円
差額⇒  6万円
        
※「マイナスだった…」という方は、借金をどうこういっている場合ではありません。収入の範囲内で生活できるように、収入を上げるか支出を抑えるかして、家計を改善することが先決となります。

例からいうと、差額の6万円が借金返済に充てられる限度金額となります。実際に借金整理する場合も、基本的にこの考え方で適した整理法を模索していきます。
また、差額分を「すべて」返済に充てるという計画を立ててしまうと、不意な出費があったときなどに対処できないことになりますので、家庭環境などにもよりますが、毎月返済に充てられる金額は少しゆとりを持って、マイナス1万円の5万円位と考えるのが適切だと思います。

そして、返済していく方法の任意整理、特定調停、個人再生という解決法には、返済期間は原則3年でという考え方があります。ですから、5万円を3年分にすると(×36)、180万円となります。これが「今後、返済に充てられそうな金額合計」になります。



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