支払えない原因が入院などなら

売る?売らない?住宅ローン苦からの回避策
住宅を売ることの回避策は、支払えない原因によりちがいます。
住宅ローンの支払が困難となる理由が、ローン契約者の重度障害や死亡といったものなら、ほとんどの契約で義務付けられている「団体信用生命保険」が支払をカバーしてくれます。また銀行など民間の住宅ローンですと、「ローン返済支援保険」の加入を勧めているところも多いので、加入していればその利用ができるかもしれません。

このローン返済支援保険は所得補償保険とも言い、団体信用生命保険では保証されない怪我や病気などで仕事ができず、収入が下がり支払が困難という場合に利用できる損害保険です。中には失業、転職などによる減収も対象となるタイプの保険もありますが、そう多くはありません。この保険は一生涯分の支払を保証してくれるものではなく、契約内容により異なりますが最長で3年程度などの短い期間の支払の保証です。詳しいことは、契約書などでご確認ください。
このように、支払困難な状況に陥る可能性を考えた保険もあるので、状況が該当するのであれば利用したほうがいいですね。

他の借金により、住宅ローン返済を困難にしている場合は…

住宅ローン以外の借金があるために住宅ローンの返済金が出せないという場合、住宅ローン以外の借金を解決することをまずは考えてはどうでしょう。借金を解決するというと、自己破産ばかりを思い浮かべてしまいますが、任意整理によって、金利の引き直しをすることにより債務が減ったり、個人再生という方法によって、住宅ローン以外の借金の一部を大幅にカットして今後の返済をしていくことも可能かもしれません。
ご自分の状況が利用できるかどうかは法律家(弁護士や司法書士)や専門家に相談してみてください。あきらめずに前向きに、そして早めに行動です。

減収で返済困難な場合

まずは、家計状況の見直しです。不要な車を所持していませんか? 不要な出費がありませんか? 節約などでやりくりの仕方を変えてみましょう。さらに収入を上げる方法、例えば奥様も働きに出るなども検討してみてください。
さらに、住宅ローンの返済条件の変更(リスケジュール)を金融機関に相談してみることも有効となるかもしれません。こういったことにより、解決できる場合も少なくないのです。

住宅を「売る」ことは、家計状況を悪化させる原因になるかもしれません。しかし、そのまま「所有」してということがもっと悪化させることになってしまうかもしれません。
まずは家計から見定めてみる。それでも難しいなら、住宅ローンを組んだ金融期間や専門家に相談してみる。同時に、残債務はいくらあるのか、仮にいま売るならいくらくらいで売れるのか、なども把握しておくといいでしょう。
これからの安心した生活のために、広い視点で状況を見据えてみましょう。その努力は無駄にはなりません。


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