借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

家計再生の心得~債務整理するか否か(2ページ目)

家計が苦しい、どうしたら普通の家計になれるだろう…そういう方の背景には、些細な借金やローンが大きな影響をもたらしている場合も少なくありません。借入がある方の家計再生について、考え方をお伝えします。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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返しきれない借金がある場合の家計再生

家計再生の心得~債務整理するか否か
正常な家計に戻すには、債務整理が必要な場合も。
もしかすると、70万円とか100万円といった借金額であれば、債務整理というイメージが当てはまらないかもしれません。ですが、毎月の収入から返すことが難しくなったのならば、その借金は債務整理を考えるべきものとなるでしょう。

ボーナスでやりくり可能なら大丈夫かも? しかし冠婚葬祭、入学卒業、様々なライフイベントでお金が出るときに行き詰るのならば、ボーナスを当てに頑張るべきではありません。もっと柔軟に、この先ご自分やご家族が幸せに暮らせないと思われるのなら、借金をもっと上手に返す方法を考えてもよいはずなのです。

借金整理すべきか否か

借金額はそう多くない、でも毎月返していけない… そういうときは、法律家などに一度相談を受けてみましょう。そして、もし何らかの手続きをとるのなら、それにかかる費用と借金額を比較し、費用をかけてでも整理したほうが今後のためと思えるものであれば、手続きをとったほうが利口です。債務整理というメスを入れ、大々的に家計の治療をするのです。解決法も「自己破産」という借金を清算するもの。金利を引き直し、借金の圧縮が来るかもしれない、さらにその後の支払金利もカットして長期分割支払も見込める「任意整理」または「特定調停」、住宅ローン以外の借金を減らしてもらう「個人再生」という数種類があります。

借りたからという責任を果たしながら、借金を整理していくことができるのです。もちろん、いわゆるブラックリストに載ることになりますので、今後ローンを組むことには一定期間だけ不利となります。しかし、今後の借金・ローンが組みにくくなることを避けるべきなのか、家計の正常化のために思い切ってメスを入れるべきか? どちらが今後安定したよい暮らしを手に入れられるのか、今一度、広い視野で冷静に考えていくべき時期でもあるのだと思います。

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