子ども中学進学:大学進学が下宿予定なら8万円ずつ6年間で96万円
大学進学も自宅外通学となると、学費以外にもたくさんのお金が必要となる。しっかりと貯めておきたい |
受験費用だけでも約24万円。進学に際しては、下宿などの部屋を借りなくてはいけません。資金や礼金の平均が208,100円、生活用品費として、326,600円かかるというデータも(平成17年 東京私大教連「私立大学新入生の家計負担調査」より)。学費や家賃などの他にもこれだけ必要になるのです。
大学進学費用として、学資保険や積み立てなどで準備されているご家庭は多いでしょう。でもこれらは、入学金や学費にに充当されることが多いはずです。大学進学のタイミングで必要となる受験費用や生活準備などは、別に用意したいところです。
自宅より離れた大学に進学を予定しているなら最低でも、受験費用24万円、下宿費用52万円(敷金礼金20万円、生活用品32万円)の計76万円は貯めておきたいところ。ということで、8万円ずつ6年間(12回)で96万円を目標として準備しておきたいところですね。
車の買い替え:現金で買うために積立を
意外と忘れがちな高額な買物が自動車。車のローンなどを利用して気軽に購入されている方も多いようですが、ローンで購入だけはやめましょうね! ボーナスを頭金にして、あとはローンで支払えば、貯金して買ったのと同じ…なんて考えてはいけませんよ。自動車ローンの金利は、3%程度のものから10%などと金融機関によってばらつきがありますが、どちらにしても金利負担は大きくなります。例えば、150万円を金利4%で3年間の支払いで借りるとすると(元利金等返済、ボーナス払いなし)、負担する金利額は約9万5千円。かなりの負担になりますね。
車の買い替えを見越して、お金は用意しておきたいものです。欲しい車をリサーチして、貯めるべきお金を試算しておきましょう。例えば、3年後に200万円が必要と思ったなら、35万円ずつ3年間(6回)で210万円です。
ボーナスの一時的な使い方から脱却を
ボーナスを大きな買物や日々の生活の補填に使うという人が多いと思います。あれもいる、これも必要……となって、次のボーナスまで! とガマンしていた人も多いことでしょう。ボーナスをざっくりと、半分はとりあえず貯金、残りは適当に……なんて人もいます。でも、まとまったお金だからこそ、計画的に貯めていけば効果は抜群です。毎月の家計から1万円を捻出するより、ボーナスから10万円を貯めるほうが、気持ちも楽でしょうし効果も大きいですよね。
これから必要になるであろうお金を見越して、目的別に効果的に貯蓄をこころがけるのが一番です。是非、ボーナスにもこの考え方をあてはめてみてくださいね。