給与
一般の会社員にとって、お給料は急激にアップするものでもない。年収100万円がアップするためには、いったい何年必要になるのだろうか……?
最近では「年収○倍アップ」などと言われ、収入を増やす方法が注目されています。とはいっても、一般の会社員では収入が激増することはあまりありません。

地道に昇給を重ねて収入アップをすることになりますが、一体どれくらいのスピードで年収があがっていくのでしょうか?今回は、年収が100万円アップするにはどれくらいかかるかを学歴や業種別ご紹介しましょう。


モデル賃金では年収100万アップは生涯で6回

<モデル所定内賃金・一時金(年収) (万円)>
モデル所定内賃金
事務・技術職の男性の大学卒、高校卒のモデル賃金(学校卒業後、同一企業に継続勤務し標準的に昇進した時の賃金)と一時金から年収換算したもの
(出典:厚生労働省 平成18年賃金事情等総合調査)

上の表は、厚生労働省が調査したモデル賃金と一時金より年収に換算した表です。モデル賃金・一時金とは、学校を卒業後すぐに入社し、同一企業に継続勤務、標準的に昇進した場合の所定内賃金(基本給、奨励給、各種手当)と一時金のこと。男性の事務・技術職の大学卒、高校卒のデータをまとめています。

大学卒の25歳で年収405万円、60歳では1,117万円となっています。この差600万円。ということは、単純に計算して、年収100万円アップは6回あるということですね。高校卒では、20歳で年収292万円、60歳で869万円となっていますから、こちらも、577万円のアップというところ。高卒では、年収100万円アップは5回という計算になります。


大卒20代~40代は5年弱で100万アップ

大学卒の年収を見てみましょう。25歳は年収405万円、30歳では546万円、35歳では683万円、40歳で866万円、45歳で995万円と確実に5年置きに年収は100万円以上アップしています。このように、5年置きに年収をみると、4回連続で100万円以上の収入アップ。中には、35歳から40歳では183万円もアップしているところもありますね。

大学卒業のモデル賃金では、25歳から45歳までの間は、5年も待たずに年収100万円がアップしているのがわかります。45歳までは、トントン拍子に年収があがっていますね。ところが、50歳からは1,110万円台でほぼ横ばい。年収アップは45歳までということです。


高卒での年収100万アップは5年以上

高校卒の賃金を見てみましょう。25歳で353万円、30歳で463万円とこの5年間で年収100万円アップとなっていますが、他の5年間では年収100万円アップの時期はみあたりません。いずれも100万円には少し届かないといったところですね。高卒での年収100万円アップは5年以上かかるということです。

高校卒でも、50歳以降の収入はほぼ横ばい。こちらも年収アップが見込めるのは40代までですね。 モデル賃金を見る限りでは、年収100万円アップは40歳代までなら5年程度はかかるということ。華々しく年収100万円アップ! とはいかないようです。

年収といっても業種によって差が出るはずです。次のページで業種別の賃金アップ状況をご紹介します。