年齢別の平均給与額をチェック!

興味はあるけど、なかなか知ることができないのが他人のお給料事情。業種や会社が違うと他の人がどれくらいの給料をもらっているのかが気になります。そこで、年齢別の平均給与額を厚生労働省が調査した「平成29年 賃金構造基本統計調査」の結果をもとにみてみましょう。同年代でも、性別や雇用形態、学歴、業種などによってどのように変わるのでしょうか?
 

平均30万円、ピークは50~54歳で37万2500円

年齢・男女別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。男女で賃金の増え方が違う(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」

年齢・男女別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。男女で賃金の増え方が違う(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」



上の表は、年齢、男女別の平均給与(月額)の表です。この調査での給与は、所定内給与で時間外手当や休日出勤手当などは含まれていません。全体の平均は30万4300円。男性は33万5500円、女性24万6100円となっています。男性が女性より9万円近くも上回っています。

年齢別にみてみると、給与額のピークは50~54歳で37万2500円。20代は20万円台前半(20~24歳 20万6700円、25~29歳 23万8900円)ではじまり、30代になり20万円台後半から30万円台に(30~34歳27万2200円、35~39歳 30万1100円)、40代で35万円前後になり(40~44歳 32万7400円、45~49歳35万2300円)、50~54歳が1番高額となっています。その後は55~59歳は36万3700円と微減しますが、60歳代になるとぐっと減り20万円台後半(60~64歳27万4500円、65~69歳25万200円)となっています。
 

男性50代から40万超え、20代前半の2倍に

男女別に給与のピークを見ると、男性女性とも50~54歳ですが、女性の27万円に対し、男性は42万4000円。なんと、15万ほどの差で、1.6倍ほどの開きがあります。賃金カーブをみると、男性は50歳代前半に向かって上昇しているのに対して、女性はほぼ変わらずといったところです。
 

大学・大学院卒 50~54歳で50万8900円

学歴・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。学歴が高いほど賃金は高く、上昇額も高くなっている(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」

学歴・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。学歴が高いほど賃金は高く、上昇額も高くなっている(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」


上の表は学歴別の平均賃金です。大学・大学院卒は、20歳代20万円台、30歳代30万円台、40歳代40万円台、50歳代50万円台と見事に50歳代までは年齢に比例して給料が右肩上がりになっています。60歳代前半になると37万円程度になりますが、平均と比べてもかなり高い水準であることがわかります。

高専・短大卒や高校卒も50~54歳がピークとなる大学・大学院卒と同じ形の賃金カーブとなっています。50~54歳のピーク時の賃金は、大学・大学院卒は50万8900円に対して、高専・短大卒32万9800円、高校卒30万8500円と20万円近くの差が出ています。20歳代では賃金差は2~3万円程度でした。年齢があがるほど、学歴による賃金差がでてきています。
 

雇用形態によっても、賃金差が20万円あることも 

雇用形態・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。正社員とそれ以外の賃金差は平均で9万円ほどある(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」

雇用形態・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。正社員とそれ以外の賃金差は平均で9万円ほどある(単位:千円) 出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」


上の表は、雇用形態(正社員と正社員以外)別の平均賃金です。全体では正社員32万1600円、正社員以外21万800円。賃金差は11万800円にもなっています。特に差が大きいのが、男性の50~54歳。正社員39万8900円、正社員以外20万5200円と、賃金差は19万3700円。雇用形態でも大きな差がでています。

男女、学歴、雇用形態別の平均賃金でした。次に業種別の給与事情をご紹介します。
 

全年齢平均トップは電気・ガス、40万4200円 

産業・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。産業によって年齢別の平均賃金は大きく変わる(単位:千円)出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」

産業・年齢別の平均賃金(残業代などは含まない所定内給与)。産業によって年齢別の平均賃金は大きく変わる(単位:千円)出典:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査(全国)」


上の表は、業種・年齢別の平均賃金です。その業種ごとに一番賃金が高いところに色を付けています。

全年齢で平均賃金が一番高かったのが電気・ガス・熱供給・水道業で40万4200円。続いて、学術研究38万2800円、教育・学習支援37万9300円、情報通信37万6700円、金融・保険36万9100円となっています。対して、宿泊・飲食サービスは24万2100円、生活関連サービス、娯楽は25万9600円と25万円前後の業種もあり、業種差は15万円近くある場合もあります。
 

年齢別も電気・ガス50~54歳54万6100円でトップ

業種と年齢別で一番高額だったのが、電気・ガス・熱供給・水道業の50~54歳で54万6100円。対して、賃金ピークが一番低額だったのが宿泊・飲食サービスの45~49歳で27万9800円。2倍近くの賃金差がでています。

いずれの業種も、20~24歳の時は20万円前後と差は大きくなかったのが、50歳代になると2倍近くの差もでています。

 

ピーク50万円超えは、電気・ガス、情報通信、学術研究、教育・学習支援

電気・ガス・熱供給・水道業以外でも、賃金ピークが50万円を超えている業種があります。情報通信は50~54歳51万2400円、学術研究は50~54歳50万7100円、教育・学習支援55~59歳50万4000円となっています。これらの業種は全年齢平均でも高額となっていました。50歳前後でどれくらいの給与になるかが、全年齢平均の金額を大きく変えているようです。

60歳以降の給料で目立つのが、教育・学習支援。他の業種は軒並み賃金ダウンをしていますが、教育・学習支援はあまり金額が下がっていません。50歳代とほぼ同レベルの40万円台後半を維持しています。

業種によって、給料の上がり方下がり方は違っています。また、金額そのものも大きな差がでているところもあります。この金額は残業代などが含まれていない数字ですが、ご自身の給与と比べて、これからの賃金を予想してみてはいかがでしょうか?

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