初任給は、就職活動にはもちろん、業界の動向も反映されているので要チェック |
また、就職活動をするにあたって、初任給の額は会社選びにも気になるところ。また、初任給の動きがその業界の業績を示すとも言われ、チェックしておきたいところです。
ということで、今回は「初任給」について、学歴や業種、男女差などについてご紹介しましょう。
>>>最新データは「初任給 業種、学歴でどれだけ違う?2013年版」をご覧ください。
2012年入社初任給:東証1部上場企業 大卒20万4千円
東証第1部上場企業及び生命保険、新聞、出版でこれに匹敵する大手企業から回答のあった231社の初任給の平均を見てみましょう(「2012年度 新入社員の初任給調査」財団法人 労務行政研究所調べ)。2012年春入社の初任給は、
・大学院卒(修士) 22万2,933円
・大学卒(事務・技術)20万4,782円
・高専卒技術系 18万1,890円
・短大卒事務系 17万2,289円
・高校卒事務系 16万883円
・高校卒現業系 16万3,716円
となっています。大卒以上で20万円超えとなっていますね。でもこの水準、ここ数年余り変わっていません。
初任給据え置き 94%!
この初任給、前年と比べてほぼ横ばいといったところ。なんと、94.8%の会社が全学歴において据え置きをしています。全学歴で引き上げている会社は、たったの3.0%。厳しい現状がうかびあがっています。初任給の値段は学歴によって差がでていましたが、伸び率はどうでしょうか。引き上げ額の平均(据え置き、引き下げを除いた平均)を見てみると、 高卒事務で504円、短大卒事務で2,433円、大学卒事務で3,418円、大学院卒(修士)で3,869円。大学,大学院は3,500円前後、短大卒が2400円代と差が出ており、学歴の差が大きくでています。
初任給を学歴でみてきました。初任給額は学歴で大きな違いとなっていますが、業種によっても変わってきますよ。
次のページで詳しくご紹介します。