家族手当、住宅手当など各種手当の平均相場

給与明細を見ると、基本給の他に手当が支給されていることがあります。 今回は、厚生労働省が資本金5億円以上、労働者1,000人以上の企業を対象に行った「平成27年賃金事情等総合調査(賃金事情調査)」をもとに、各種手当の平均相場についてご紹介しましょう。

賃金の1割近くを占める手当

下の表は、所定内賃金(毎月決まって支給される賃金)の構成比です。いわゆるお給料と呼ばれる「基本給」の他に、「奨励給」、「手当」があります。
賃金には、基本給、奨励給、手当などからなる。賃金総額のうち、基本給が9割、手当が1割弱を占めている (出典:厚生労働省「平成27年賃金事情等総合調査(賃金事情調査)」)

賃金には、基本給、奨励給、手当などからなる。賃金総額のうち、基本給が9割、手当が1割弱を占めている
(出典:厚生労働省「平成27年賃金事情等総合調査(賃金事情調査)」)

基本給は年齢や勤続年数などで決まる「年齢・勤続給」と、仕事の内容などで決められる「職務・能力給」とにわけられます。また、業績などで決められる「業績・成果給」もあります。その中でも、職務・能力給が給与全体の3割をしめており、仕事の内容が給与に大きく影響を与えています。

ここで注目したいのが、「手当」が意外と多いところ。全体の9%、1割弱を占めています。手当はおまけのようだと思っていてはいけません。

※上の表は、所定内賃金の集計です。他に、所定外労働時間の労働に対して支給される所定外賃金もあります。時間外手当や休日出勤手当などは所定外賃金になりますので、上の表には含まれていません。

手当には職務手当と生活関連手当が

手当の中には、職務関連手当と生活関連手当があります。 職務関連手当には、役付手当や特殊勤務手当、技能手当などがあります。仕事の内容で決まる手当ですね。勤務状況や昇格などで金額が決まります。

生活関連手当には、家族手当、通勤手当、住宅手当、地域手当、出向手当などがあります。これは、生活をサポートするもので、扶養家族の有無、住んでいるところなどで決まる手当です。仕事内容とは関係なく、長く受け取ることができる手当です。この金額が多いと、受け取る賃金も安定的に多くなるといえるでしょう。

手当と一言でいっても色々なものがあることがわかりました。