保険に入るなら今?もっと先?
面倒だからつい後回しにしてしまいがち。でも、こ機会にじっくり考えたい。 |
「病気になる前に保険に入った方がいいわね。ついでに、子供が生れる前にもっと手厚い保障にしておいた方がいい?」
確かに、子供が生れた時に病気になっていて保険に入れなかったら困ります。しかし、「子供が生れる」「病気になる」という先の話はどちらも予測出来ません。まずは、現時点で必要な保障額にしておく、そして大きな生活の変化があったら見直すという方法がいいでしょう。どうしても心配なら今から大きな保障に、出来るだけ安く掛け捨ての保険で入る方法を検討します。
必要保障額は、保険会社やファイナンシャルプランナーに相談すれば、計算してもらえます。大切なのは、その保障額で、どんな生活が保障されるのか理解しておく事です。
保険を選ぶポイントは?
■どれがお得?
よく聞かれる質問です。保険でお得、というのはとても難しいのです。安い掛け捨ての保険に入って、次の日に亡くなるのが一番お得(?)という事になってしまいます。お金に余裕があれば、一生ものの保険を一括払いで買えば、保険料は一生払いに比べてずっと安くなります。もちろん、こういう入り方にもメリットもありますが、新婚カップルでマイホーム購入、マイカー購入などの予定があればお金はそちらに回した方がよさそうです。
平均寿命まで生きるとして考えると、一般的に60歳までに保険料を払い終える方が、一生払い続けるよりトータルの支払額は安くなります。
■掛け捨て?貯蓄性?
掛け捨ての保険とは、解約してもお金が戻ってこない保険のことを言います。いっぽう貯蓄性のある保険とは、解約したらお金が戻ってくる保険の事です。どちらがいい、どちらが悪いではなく、2人のお金に対する価値観や考えにあった物を選ぶといいですね。一生保険料を払い続けても、毎月の保険料が安い方がいいという人は掛け捨てを。解約した時にお金が戻ってきた方がうれしい、という人は貯蓄性のある保険を選ぶといいでしょう。
どれくらい貯蓄性があるかは、保険商品や、契約内容によっても違いますが、一例として60歳までに保険料を払い終える終身保険なら、60歳を過ぎると払った保険料より、解約すると戻ってくるお金の方が多くなります。中には払ったお金に対して、130%や170%の返戻金(解約するともらえるお金)がある商品もあります。
親が掛けていた保険
いざ保険に入ろうと思って親に相談したら、「これがあなたの子供の頃からかけていた保険よ」と自分の保険証券を初めて見たというケースもよくあります。保険は財産です。死亡保険金受取人を、結婚を機に両親から、妻、夫と変える事は簡単に出来ますが、受取人を変えるという事は、今までたくさんの保険料を払ってきた両親の財産をもらう事と同じです。受取人変更は、よく話し合って決めましょう。
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新婚さんの保険入門1(各種手続き編)
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