画質を重視したコンパクトデジカメ選びとは?
現在、高画質を求めるユーザーは多くがエントリー機のデジタル一眼レフに向かっていることもあって、かつてに比べるとコンパクトデジタルカメラでは画質に性能を振っているものは少なくなっています。それでも「持ち運びやすいコンパクトで、かつある程度以上の画質を」というユーザーからの要求は少なからずあるため、現在でも数機種が販売されています。どの機種においても特徴的なのはレンズの性能に注力していることです。
今回おすすめ機種を3機種挙げていますが、すべてが4倍ズームレンズと昨今のコンパクトデジカメとしてはかなりズーム倍率を抑えています。画質を考慮するためにはレンズに注力する必要があるということがよく理解できる例といえると思います。
画質を重視したおすすめコンパクトデジタルカメラ
・キヤノン PowerShot G1Xミラーレス一眼カメラであるマイクロフォーサーズのイメージセンサよりもわずかに大きい1.5型という巨大なイメージセンサを搭載したコンパクトデジカメです。コンパクトデジカメとしてはありえないレベルでの高画質を誇っています。また、豊富なEOS用のアクセサリー(の一部)を利用できるのも嬉しいところ。
バリアングル液晶ディスプレイの搭載も撮影の自由度を増しています。4倍ズームレンズ搭載でワイド端の開放値はF2.8と明るいのですが、望遠端のそれがF5.8と暗めなのが玉に瑕。(参考記事:キヤノン PowerShot G1Xレビュー)
・富士フイルム X10
PowerShot G1XやFinePix X100(参考記事:富士フイルム FinePix X100 レビュー)にはかなわないものの2/3型と大型のイメージセンサを搭載し、かつ4倍ズームレンズを搭載しているバランスの取れた高画質デジカメ。単焦点レンズを搭載したX100ではどうしても取っつきにくさが残りましたが、X10は多くのユーザーに勧められる「より万人向け」のデジタルカメラとなっています。レンズがF2-2.8と全域で明るいのもオススメポイントです。
・パナソニック DMC-LX5
高感度に強い1000万画素のCCDイメージセンサ、そしてF2.0-3.3とこちらもライカのブランド・VARIO-SUMMICRONを冠したレンズを搭載した機種です。AVCHD LiteによるHD動画の撮影にも対応しており、長時間の動画撮影ができるのが利点となります。
コンパクトデジカメ選びのポイント:ズーム機能で選ぶコンパクトデジカメ