損害保険/損害保険(その他)についても知ろう

個人賠償責任保険とは?(2ページ目)

きっと皆さんも加入済かもしれない「個人賠償責任保険」。日常生活の中には様々なリスクが存在します。どのようなリスクが潜んでいるのか例を挙げつつ、個人賠償責任保険について解説します。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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個人賠償責任保険に加入するには

現在、保険会社各社は個人賠償責任保険という名称でこの保険のみを販売している会社は稀です。数年前から各保険会社は単体での個人賠償責任保険は販売を停止しています。

現在は、火災保険、自動車保険、傷害保険など個人の方を対象とした保険に特約として販売しています。すなわち、これらの保険に加入していなければ個人賠償責任保険には加入できません。

火災保険の付帯した場合のメリットは、会社にもよりますが、長期間一括での加入が可能です。また、自動車保険の特約で加入した場合は、火災保険や傷害保険に付帯した場合と異なり示談交渉サービスまで付いているというメリットがあります(通常、自動車保険を除く賠償責任保険は保険会社が示談交渉を行うことができません)。

自動車保険や火災保険に加入していない、もしくは自動車保険や火災保険に何らかの形で特約を付帯できない場合は、傷害保険の特約として加入することをお勧めします。

傷害保険を死亡補償のみに絞り最低限の補償額を設定し、これに個人賠償責任保険を特約としてセットすれば、個人賠償責任保険単体で加入するよりも保険料の安い会社もあるので、どうしても個人賠償責任保険だけに加入したいという場合はこちらの方法をお勧めします。

個人賠償責任保険の保険料

この保険の保険料は概ね、1年当たり1000円から2000円で賠償額を1億円までカバーしてくれます。他の保険とくらべ補償額に対してかなり安価な設定となっていて、保険らしい保険といえます。


前述の説明からもわかるように、現在は特約としてしか販売されていないのが現実です。しかしこれは裏を返せば、皆さんが加入している各種保険に特約として付帯されている可能性があるとも言えます。

せっかく加入していても、自分が加入していることを知らなければ、万一過失責任を問われたりした場合も保険会社に請求することはないでしょう。当然ですが、保険金は支払われません。加入していても加入していないのと同じです。

この機会にぜひ、ご自分が個人賠償責任保険に加入しているかどうか調べてみてください。そして加入していない方は是非ご検討ください。
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