保険金支払いの大半は「火災保険」と「自動車保険」
家や自動車を持っている皆さんなら、ほとんど加入しておられる保険でしょう。「な~んだ、だったら安心。」ではいけません!
一口に火災保険と言っても、補償内容や補償の目的はさまざま。
しっかりと内容をチェックしましょう。
自動車保険ならば、「車両保険」に加入していることが必要です。
火災保険では、「総合保険」と呼ばれる火災保険でなくては水害による損害は補償されません。
水害の場合などは、損害の規模によって支払いの対象になる・ならない、と違っていますから、補償の限度等と合わせて、約款などを充分チェックが必要です。
例えば、床上浸水しているかどうか?を補償の基準にしている場合がありますし、損害の何%を補償するのか?なども基準があります。
最近は、保険会社独自の補償内容の火災保険なども発売されています。
何に保険がかけられているかをチェック!
火災保険で忘れてはならないもうひとつのチェックポイントは、何に保険がかけられているか?という、保険の目的です。火災保険は保険の目的を分けて契約するのが一般的です。
●建物
●家財
●30万円以上の書画・骨董・宝石
●店舗事務所などの什器・備品
●商品など
自分の持っている財産にはそれぞれ火災保険を適切に付けておかないと意味がありません。
住宅ローンで家を建てた場合などは、融資の際に質権設定を行い火災保険に加入するのが一般的ですが、これは建物のみを保険加入の目的としている場合がほとんどです。
もし全壊(全焼)等で、家(目的)が消滅した場合などに支払われる保険金はローンの返済に優先的に充当されます。
保険金でローンは無くなったとしても、罹災し、全てを失った状況の中で、新たに住まいを探したり、次の家を建てたるなど、生活を立て直す資金は必ず必要になるのです。
家財などに、きちんと保険を付けておけば、少なくともその保険金は手元に残ります。
経済的な面の生活の建て直しにはお役にたつはずです。