慎重派&反対派のご意見
「認定こども園」反対のわけは? |
■投稿者:はなこさん(女性/30代)
我が家は共働きのため、子ども二人を保育園に預けています。
子どもさんを幼稚園に預けておられるご家庭の話を聞くと、たしかに3歳にならないと預けられない幼稚園では、母と子で過ごす時間が長く、育児ストレスはかなりのもののようです。
認定こども園のような施設は必要だと思う反面、ただ単に育児が面倒だとか、子どもと過ごすより自分の好きなことをしたいという理由で、このような施設を利用する方が増えるのは悲しいことです。
子どものためにどうすれば良いのか、親の都合や気持ちより子どもの気持ちを重視して選択してあげられる、親の誠実さが必要だと思います。
■しゃんさん(女性/30代)
”認定こども園”、新しいことを始める時には、きっと何にでも賛否両論あるのでしょうけれど、やはり良いことばかりでもないように思います。
我が家は2人の子供がもう小学生なので直接関係ないのですが、上の子は幼稚園、下の子は保育園でしたので両方の違いが見られたと思っています。
一言でいえば、幼稚園は”お出かけ”の場、保育園は”生活”の場と言えるでしょう。質の違う良さがあるのです。もちろん園によって保育(教育)方針も大きく違いますし、今でも保育園のような幼稚園やまたその逆もあるでしょう。
ただ、今回の認定こども園のような施設ができることで保護者の選択の幅が広がることは良いこととしても、それを見極める目をすべての親が持てるのか、また地域的に選択できる余地がなかったり、保育(教育)の質よりも経営重視の園が増えたりはしないでしょうか。
もちろん子育て家庭を支援する事はとても大事な事ですが、ただただ子供を長く預かれば良い的な考えで、結果子供にしわよせがくることが一番恐い事と思うのです。ぜひ”子供にとって”良い方向に議論が進む事を願います。
■投稿者:ころちゃんさん(女性/30代)
私は公立の幼稚園教諭をしています。認定こども園についてはこの先、私たち幼稚園教員はどうなるのか?子どもたちはどうなるのか、という不安を抱きながら興味深く動向を見てきました。
確かに幼稚園の就園率は横ばいで保育園の待機児が増えているという事実から、うまくいけば子どもにとっても保護者の方にとってもいいのかな、と思う反面、不安な部分も多いのが本音です。親にとって便利で助かるだけでは・・・子どもにとって本当によい方向に向かってほしいと願うばかりです。
子育ては確かに大変だと思いますが、親と地域と幼稚園や保育園の先生が協力して、ちょっとでも楽しめるようになったらいいな、と思います。いつでも真ん中においておかなければならないのは 子ども だと思います。
また、幼稚園は教育を行っていますが、机について勉強するのが教育ではありません。発達に応じた適切な環境を与え、こどもが遊ぶ中で必要な経験を積み重ね、発達、成長していくように援助していくのが幼稚園教育です。
子どもはただ遊んでいるだけではないのです。遊びの中でけんかをしたり考えたり試したりしながら知的好奇心や人との関わり方などを勉強していくのです。そこの部分をしっかり理解していただきたいな、と思います。
認定こども園ができると、保護者にとっては子どもさんをどこに預けるか選択の幅が広がると思います。ぜひ、いろいろな園を見学して、その園の教育・保育方針を見て、理解し、子どもにとって一番幸せな園に預けられたらいいなと思います。
一番大切なのは親の幸せではなく、子どもの幸せだと思います。
■投稿者:zoruさん(女性/20代)
私は保育園に勤める保育士です。
幼保一体化認定子ども園に強く反発します。
子どもたちの長い保育時間の過酷さを親は全く知らなさすぎる。友達とはいえど他人と12時間も一緒にいる大変さ、大人は味わえますか?
子どもたちが一週間びっちりそんな体験をしているのです。そのなかに教育も含めろというのですか?楽しい場所と言うことで長い保育時間もやっと過ごせているのです。
教育的な分野、お勉強が苦手な子は、毎日何のために自分がいるのかさえ分からなくなってしまうのではないでしょうか?大人の勝手な都合で、それも子どものためなんていって、こんな制度を作った政府に何を考えているのか聞きたいです。