<目次>
妊娠、出産前後にかかるお金を確認!
初めてのお子さんを妊娠された方などは特に、出産前後にどんなお金がどれくらいかかるのかは気になるところです。金額は人によって異なりますが、目安としてみてください。健診費用
10~16回 妊婦健診の無料化で0~5万円程度・中期までは月1回程度、その後2週間に1回、臨月は週1回程度が目安。
・交通費は別途かかります。
・特殊な検査を受ける人は、その分も別途かかります。
*2009年より妊婦健診が14回まで無料化されましたが、内容は自治体によって異なります。
入院・分娩費用
一般産院で40万円程度(出産育児一時金42万円を差し引くと、ほぼ0円)
・病室が個室だと別途「差額ベッド代」で費用がかさみます。
・帝王切開などトラブル出産のときは保険が適用になります。
・里帰り出産の場合は、ママの往復の交通費のほか、パパの交通費もかかります。
マタニティ用品・出産準備費
2万~10万円程度・下着やマタニティウエアなど、費用は個人差があります。
・仕事を続けていた人は、オフィス用のマタニティウエアがけっこうかかる人も。
・マタニティビクスや胎教用品なども、個人差が。。。
・普段着のマタニティウエアなら親戚のお下がりやリサイクル品の活用で節約できそう。
ベビー用品(出産前後で揃える分)
5万~20万円程度・肌着、おむつカバー、紙おむつ、粉ミルク、カバーオール、哺乳瓶や哺乳瓶消毒ケース、ベビーバス、体温計、ベビー布団、おもちゃ、抱っこひも、ベビーカー、チャイルドシートなど。
・すべて新品で揃えるとかさみますが、先輩ママからお下がりをもらったり、リサイクル品などを上手に使えば、抑えることもできそう。
産前・産後でかかるのは以上のようなものが挙げられます。「出産育児一時金」や「妊婦健診無料化」のおかげで、実際の負担は10万~30万円。節約意識を働かせれば、今や数万円で済みます。
このほか、誕生後には紙おむつ代や粉ミルク代(母乳だけで足りない人や止まってしまった人)が月1万~2万円かかります。また、月5000円でも1万円でも、子供の教育資金用の貯蓄を始めておくとあとがラクです。
産後の行事にはいくらかかる?
赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんに関する行事も行われます。最近は一連の行事の一部または全てを行わないケースもありますが、1人目の赤ちゃんの場合は、比較的しっかり行う家が多いようです。お七夜
地方によって呼び方も異なったりするようですが、生後7日目の夜に、赤ちゃんの健康と無事な成長を願って、自宅で開かれる簡単なお祝いの会です。「行事」としてきちんと行わない家も増えているようです。費用としては、簡単な食事とお酒で5000~1万円程度でしょうか。
お宮参り
生後1ヵ月ころが目安。赤ちゃんも含め、家族で神社にお参りし、祈祷をしてもらいます。おじいちゃん、おばあちゃんが列席することもあります。祈祷の後に会食をする、というのが一般的なようです。最近は、写真館で記念写真を撮るケースも増えています。数千円程度で済ませる人もいる反面、祈祷料、食事会費用、着物の着付けや髪のセット、写真代などで数万円かけて行う人もいるようです。
内祝い
行事というわけではありませんが、生後1ヵ月を目安に、お祝いを頂いた人たちへお返しを贈ります。デパートや通販などを活用して商品を選ぶ家も多いようです。費用は、頂いたお祝い金の半分程度です。
お食い初め
お食い初めは、赤ちゃんが誕生して100日目前後の週末に、「赤ちゃんが一生食べ物に困らないように」と願って家族で行われる行事です。自宅でママがご馳走を作ってお祝いしたり、料理店で作ってもらうケースもありますが、鯛の尾頭付きを並べることも。きちんとお膳を買い揃えて行う家もある一方で、その後も使いやすい食器を用いて行うこともあります。
お金をかけないケースから、お料理代で数万円かかるケースまであります。
1歳の誕生日祝い(ワンジョビ)
最近、1歳の誕生日に立派なホールケーキをオーダーするなどして、お祝いをするご家庭も増えています。写真館などで家族で記念写真を撮る場合も。かかっても数千円~1万円前後でしょう。
初節句
初節句は男の子ならカブトや鯉のぼり、女の子は雛飾りを飾ります。地方によっては、長男の時だけ親戚を集めてのお祝いの席を設ける場合もあるようです。カブトやこいのぼり、雛飾りなどは数万円(いいものだと数十万円!)かかるケースもありますが、おじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれることも多いようです。
費用は食事会の規模により、数千円から数万円といったところ。
>>ガイド豊田のつぶやき>>
赤ちゃんにまつわる行事の行い方やかける費用は、地方の慣習などでも大きな差があります。双方の親に相談してどのように行うかを話し合って決めた方がいいでしょう。
【関連記事】
妊娠・出産のマネー段取りチェックリスト
出産育児一時金42万円のうち1.6万円は産科医療補償分