長期固定などの基準は変動金利とは異なる

keiki

長期金利は、今後の景気がどうなっていくかなどの予想にも影響されて動きます。

「住宅ローン金利は短期プライムレートによって動く」では変動金利型の金利の動きについてお話ししました。変動金利型は日本の政策金利の動きに影響されます。政策金利はニュースなどでもよく取り上げられるため、私たちの耳に入りやすい情報です。そのため、「ゼロ金利のはずなのに、なぜ住宅ローンの金利が上がっているの?」と思うこともあるのでは?特に長期固定の金利を見ていると、このような疑問も出てきやすいようです。

変動金利型の金利は変動していないのに、長期固定の金利が上昇(または下降)するのは、同じ住宅ローンであっても基準となる金利が異なるためです。35年などの長期固定の金利は、主に新発10年国債利回りが指標とされており、その他市場の動きなども加味されたうえで決定されています。

長期固定の金利の動きを見るには

国債は、国が発行する債券です。新発10年国債利回りとは、新規に発行されたもので発行から償還までの期間が10年の国債の流通利回り。この動きは日経新聞などでも知ることができます。

このような長期金利の特徴は、その時々の国の金融政策の影響もあるものの、市場での長期資金の需要・供給にもよりますし、将来の物価や景気がどのようになるかという予想も影響してきます。つまりは、国の政策金利には直結しないため、ゼロ金利政策が取られていても、金利が上がったり下がったりするのです。

長期の住宅ローンの動きを予想したいときには、当月の長期金利の動きを見ると参考になります。長期金利が上昇傾向であれば、翌月の長期固定の金利も上昇傾向というように、大きな傾向は読み取ることができます。