お金を増やしたいなら他の保険の方が向いている
どの保険だとお金が増えやすいの?
■個人年金保険
保障というよりは将来の生活費を確保する為の貯蓄が目的であることから、基本的に支払った保険料より多くの年金を受取ることができます。支払期間中に死亡した場合は、支払った保険料程度の保険金を受取人が受取れ、年金受取り中に死亡した場合は、年金の受取り方によって異なります。
■養老保険
10年程度の貯蓄商品であり、大した保障もついていないことから、ほとんどの場合、支払った保険料より多くの満期金を受取れます。満期前に死亡した場合は受取人が満期金と同額の保険金を受取れます(例外もあり)。
■終身保険
終身保険は死亡するまで終わらないので、貯蓄が目的ならどこかのタイミングで解約(減額や契約者貸付でもお金を受取ることは可能)して、返戻金を受け取る必要があります。解約返戻金額は徐々に増えていき、保険料払込期間が終了した頃になれば、支払った保険料より多くの返戻金を受取ることが可能です。解約前に死亡した場合は受取人が保険金を受取れます。保険金額は解約返戻金額よりも高額になることがほとんどです。
■長期定期保険
保険期間が90歳や100歳までのような長期間の定期保険のことで、仕組みは終身保険に似ています。ただ、期間満了が近づいてくると解約返戻金が減っていくので、解約する場合はタイミング良く解約することが大事です。
■特定疾病保障終身保険
終身保険の機能に、がん・急性心筋梗塞・脳梗塞と医師に診断され、保険会社の定めた所定の状態になった時には特定疾病給付金(死亡保険金と同額)が支払われる機能がプラスされた保険です。貯蓄性についても終身保険に似て、解約返戻金が徐々に増えていくので、タイミング良く解約して返戻金を受取る必要があります。しかし、特定疾病給付金を受取った場合は、保険自体が消滅するので、解約返戻金も消滅してしまいます。
貯蓄性のある医療保険に加入する際の注意点