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新しくできた意向確認書で何がどう変わる!?(3ページ目)

医療保険等に申込みをする際、新たに意向確認書が登場することになりました。意向確認書は何故取り入れられ、この書類によってどんな影響があるのか考えてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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金融改革プログラム自体が消費者の保護を目的としていますから、意向確認書の導入は、保険に加入(契約)しようとしている人にとって好ましい事と言えます。

意向確認書で注意すべき点

しかし注意しておかなければならない点もあります。

■きちんと意向を確認すること!

今までと比べて、間違いなく申込み時にやり取りする書類が増えます。よって、営業担当者との打合せ時間等は今まで以上に必要となります。その結果、申込み者または営業担当者の事情により、形式的な書類のやり取りになってしまう危険性もあります。形式的なやり取りでしたら、どんな書類が登場しても保険に対する理解度は変わりませんし、後々トラブルになることも考えられるので注意が必要です。

意向確認書で内容を一緒に確認しましょう!
意向確認書で内容を一緒に確認しましょう!
そもそも、今までもほとんどの場合、保険に加入(契約)しようとしている人は営業担当者から保障内容等の説明を受けて、納得して申込みしているはずですが、ごく一部でモラルのない営業担当者が問題のあるやり方で申込みさせていたり、保険に加入(契約)しようとしている人も内容を理解せずに安易に申込みしてしまったりしているから、意向確認書や契約概要・注意喚起情報が導入されたのです。

最近は銀行や証券会社でも生命保険を販売できるようになり、販売サイドは説明したつもりでも、申込み者は理解できていない状態で加入してしまったり、販売サイドの都合で全く適合していない保険商品に加入してしまったりしているケースが多いようです。

■保険に加入(契約)しようとしている人も自覚を持って!

各保険会社の意向確認書では、申込者の署名も必要になっています。加入(契約)前に取扱者(営業担当者)と申込み者で一緒に内容や意向を確認し、その結果、意向確認書の記載内容について確認・了解した証しとして署名するわけですから、加入後に「聞いていない!」「話が違う!」「そんなつもりじゃなかった!」等の文句はもう言えません。ですから、保険に加入(契約)しようとする時は、医療保険・がん保険はどこで入る!?を参考に自分にあった方法で、そして意向確認書を正しく使用して申込みするようにして下さい。

※意向確認書の詳細については加入(契約)しようとしている保険会社に確認して下さい。


【関連リンク】
金融庁「保険会社向けの総合的な監督指針」平成19年4月
「契約概要」と「注意喚起情報」って何?(All About 医療保険・医療費)
医療保険・がん保険はどこで入る!?(All About 医療保険・医療費)
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