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どうする!?別れへの備え 死別編(4ページ目)

出会いがあればいつかは別れもやってきます。でも保険については別れがきてから考えていては遅いのです。とのように保障を確保しておくべきか、医療保険ガイドの立場から考えてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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死別で保障がなくなる!?

将来が心配で眠れなくなってきた
将来が心配で眠れなくなってきた
一昔前に主流であった定期付き終身保険では、夫の保険にたくさんの特約が付いていて、その中に妻の死亡保障や医療保障も特約として含まれているケースが非常に多くありました。ただこのタイプの保険は、主契約である夫の死亡保障が終了した段階で、妻の保障も終了してしまうことが一般的です。終了する時期は、夫が死亡して保険金が支払われて終了する場合もありますが、大概は60歳や65歳までと設定した保障期間が満了して終了しています。

医療保険(主契約)でも、もし夫の医療保険に妻の保障を付けていると、主契約である夫の保障が死亡によってなくなると同時に、特約である妻の保障もなくなるケースがほとんどです。

その後も保障が必要な場合は、新たに加入しなおさなければなりませんが、その場合は、健康である事や公的年金等から保険料を負担していける経済力が必要になります。また、保険に頼らない生活を送っていくという選択もありますが、今まであった保障がない生活はとても不安だと思います。

死別後の保障を確保するには?

女性は、高齢になった時に平均寿命での男女差7歳と夫婦間の年齢差2歳を足した9年(歳)を夫なしで生きていく覚悟が必要になります。実際の生活は親族と同居することも考えられますが、自身の保障については、夫が死亡してから考えるのではなく、なるべくなら収入のある時に前もって安心できる内容を確保しておくことが望ましいです。

ではどのような保障設計をしたら良いのでしょうか?

ポイントとしては、死別後の保険料負担をゼロか極力抑えるようにしておくことが大事になります。

例えば、夫の定年までに妻の終身医療保障などの保険料を全て払い終えてしまうことができれば、死別後でも自らが保険料を負担することなく、保障を確保していく事ができます。保険料支払いが終身払いの場合は、平均寿命くらいまでの保険料を別口座にでも移して、保険料以外では使わないようにしておくことも有効的です。

最近では夫が死亡した場合は、将来の保険料払込が免除される特約の付いた医療保険も登場しています。夫婦間の年齢差や夫の健康状態によっては加入できない場合もありますが、夫の死亡時以降に、本来なら支払わなければならない相当な額の保険料負担を回避できるなら、経済的にかなり助かるはずです。

いずれにせよ、保険料負担に耐えられなくて保障がなくなってしまうことだけは避けたいものです。保障の代わりに治療費等の為の貯蓄をしておくことも含めて、安心できるライフプランを立ててみてください。

※若くしての死別については、生命保険金等を受取れる可能性が高いので、夫が適正な保険に加入しているかどうかを確認しておくと良いかと思います。

●この記事に関するご意見等がありましたら、こちらからお願いします。


【関連リンク】
どうする!?別れへの備え 離別編(All About 医療保険・医療費)
夫婦の医療保険は一緒か別々か?(All About 医療保険・医療費)
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