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家を買ったら医療保険は減らす?増やす?(2ページ目)

家を買ったら生命保険の保障内容を見直しすると良いと聞いた事があるけれど、医療保障は減らしてしまって良いのでしょうか?それとも増やす必要があるのでしょうか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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医療保障は減らせることも増やす必要があることも!

病気やケガで入院・手術等をすることになったら、治療費などまとまった出費を覚悟しておく必要がありますが、住宅ローンや家賃も変わらずに払い続けなければなりません。その様な時の経済的負担を回避する為に、適正な医療保険に加入したり、ある程度の現預金等を保有したりしておくことは重要です。

では家を買った場合、医療保険は増やした方が良いでしょうか?それとも減らした方が良いでしょうか?

素敵なマイホームを手放さない為にも…
素敵なマイホームを手放さない為にも…
家賃を払い続けるのと住宅ローンを払い続けるのとの違いをどう受止めるかによります。もし治療費等が高額になって家計が圧迫されるようなことになった場合、家賃ならもっと安い家や実家に引越すことで負担を軽減する手段があります。一方、住宅ローンだと引越すだけでは住宅ローン返済から逃れる事はできないので、売却する必要があります。ただ、必要に迫って急いで売却しようとすると、足元を見られて不利な売却価格になってしまう危険性があります。また売っても住宅ローンを完済できない可能性もあります。

この様な事態を回避するには、入院・手術をした時でも住宅ローン払い続けられる手段を確保しておく必要があります。例えば医療保障を増やすことで安心できるのなら、それも一つの方法になります。

■住宅ローン返済額が家賃よりも多いなら
家を買う前より生活していく上での必要コストが増えるので、備えも大きくしておいた方が無難です。ただ無闇に医療保険の保障額を増やすのではなく、会社員なら社内規定に見舞金があって、経済的負担を軽減できることもあるので、確認しておくと良いです。

■住宅ローン返済額が家賃よりも少ないなら
家を買う前より生活していく上での必要コストが減るので、備えは小さくしても良さそうです。

■住宅ローンに医療保障が付いている場合は
最近は医療保障の付いた住宅ローンが登場してきています。一般的な医療保険との違いは
  • 保障期間が住宅ローン返済期間と同じなので、終身がなかったり途中から加入する事が駄目だったり等、商品の自由度がない

  • 負担する保険料額は一般的な医療保険と異なり、年齢が違っても同一であることが多いので、加入年齢によっては損得があるかも知れない
等が挙げられます。詳しくは疾病保障付きの住宅ローンってどうなの?でも取上げているので、参考にしてみて下さい。


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