ライフプラン上の収支から払込期間を考える

保険料を何歳まで払うか決めるには、将来の収入と支出を予想しておく必要があります。そうでないと、途中で払い込みが困難になってしまいかねません。世代別の収支についてもイメージしておきましょう。

■20歳代
20歳代はファッション関係や家電製品など、親から独立した世帯を構成していく上で必要になるものが多く、支出は多い時期といえます。社会人になっていろいろな人と出会い、飲みに行くような機会も多く、交際的な支出も多くなります。新たに自動車を購入したり、自己啓発のために習い事をしたりする人も多く、支出が過大にならないよう抑えるのが大変な時期かもしれません。

ただ、そうはいっても10歳代の時よりは収入は増えているので、保険料を払っていくことは十分可能です。払い癖をつけておくことが大事だといえます。

■30歳代
30歳を超えてくると、服や家電等は一通りそろい、徐々に購買意欲が減ってくるでしょう。飲み代や自己啓発費は個人差があり、減ってくる人もいれば増えていく人もいます。早い人は30歳代でマイホームを購入します。

この年代からは、子どもがいるかいないかで支出の内訳がかなり異なってきます。結婚して子どもが生まれると、子どもに関する支出が新たに発生します。出産費用からおむつ、ミルク、服等まで、ひとつひとつの金額は小さくても、足していくとそれなりの額になってきます。

そして、成長していくにつれて教育費が徐々に膨らんでいきます。子どもがいると旅行費も膨れがちで、とにかく支出が多くて頭を悩ませる時期です。独身の人は、20歳代より消費意欲が減る分、支出額は抑えられるでしょう。収入も増えているでしょうから、手元にお金が残るようになり、貯蓄をしたり自己への投資に回したりする余裕ができます。

保険料は、子どものいる人だと払い続けることが困難な人も出てきます。保険に加入することの優先順位が低く、解約してその返戻金を生活資金に使ってしまうような人もいます。

■40歳代
この年代も、支出内訳は子どもがいるかいないかで大きく異なります。子どもがいると教育費などでかなり多くの支出に追われる時期となります。子どもがいなければ、高級車を買ったり海外へ頻繁に旅行したりしなければ、自然にお金が貯まっていく頃です。

この頃になると収入にかなり差がついてきているので、余裕のある人とない人の差も大きく、余裕のある人は住宅ローンの繰上返済に回したり、将来のために積極的な資産運用をしたりします。

保険料については、教育費などに追われて支払いが大変な人もいれば、余裕のある人もいます。

■50歳代
早い人は子どもが学校を卒業し、子どもにお金がかからなくなります。余裕が出た分、今までの返済に回したり貯蓄したりして老後への備えを始められるようになります。独身の人は定年後の備えが順調に進んでいる頃です。

この年代は比較的収入が多く、結婚していても独身でも、定年後の生活費を確保する絶好のチャンスです。ここで浪費によって生活が困窮しているようだと、先がかなり心配になります。

保険については、必要な死亡保障額が減っていくかわりに、長生きするための医療保険等の必要性が増してきます。60歳で保障が終わってしまうような保険に加入している人は、将来に備えて期間が満了する前に保障を見直すことを考えてもよいかと思います。

■60歳代
支出は多くないものの、収入もかなり限られます。子どもの教育費や住宅ローンの残債がまだある場合は、限られた収入や資産を上手くやりくりしていかなければなりません。また60歳を過ぎてから医療保険に加入する場合は、短い期間で保険料を払わなければならず、どうしても月々の保険料が高めになってしまいます。

このように、世代や家族構成によって家計状況は随分と異なります。保険についても、個々のライフプランにあった内容が求められます。

次ページでは、保険料の理想的な払込期間を総合的に判断します。