医療保険/医療保険関連情報

20歳代も30歳代も死因の第1位は自殺(3ページ目)

医療保障や死亡保障の内容を考える際、死因別の死者数はひとつの判断材料になります。年齢別の死因数や、細かな分類での死因数、悪性新生物の中での死因数等を調べてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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細かな分類では肺炎が第1位

1ページ目や2ページ目の順位は比較的大きな分類になっているのでやや漠然とした感もあります。そこでより細かな分類での順位と、10年前に比べてどのような変化があったのかの比較もしてみました。

細かな死因別死亡者数
細かな死因別死亡者数
厚生労働省『平成19年人口動態統計月報年計(概数)の概況』と『平成10年人口動態統計月報年計(概数)の概況』よりガイドが作成
※その他でまとめられてしまっている分類については順位から除いています。

大きな分類では悪性新生物(がん)が断トツの第1位ですが、細かく分類してみると、実は肺炎が第1位(110,080人)、脳梗塞が第2位、悪性新生物(気管、気管支及び肺)が第3位になっています。しかし10年前の平成9年では順位が異なり、第1位は脳梗塞で、第2位が肺炎、第3位には悪性新生物(胃)が入っています。

平成19年に30,777人で第9位の自殺は、平成9年でも同じ9位ですが死亡数は19年より2割以上も少ない23,494人でした。ところが翌年の平成10年(1998年)に突然31,734人へ急増し、以降は毎年3万人前後で推移しています。


次のページでは悪性新生物を部位別に分類してみました。
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