今、一番エネルギッシュで美味な香港へ(2ページ目)

ミシュランも太鼓判の美食パラダイス

『ミシュランガイド 香港・マカオ』（C）MICHELIN 2009

香港への旅は「食」が目的という人も多いでしょう。昨年11月にはアジア2冊目となる『ミシュランガイド 香港・マカオ』が発刊され、改めて美食の街としてその名を世界に知らしめることになりました。

掲載されているレストランの数は香港だけでも169軒。うち24軒は手頃な値段で質の良い食事を提供する店として“ビブグルマン”のカテゴリーに分類されています。これは東京版にはなかったもので、3皿のコースを300香港ドル（約3,770円）で味わうことができるお値打ち店です。

龍景軒の内観。モダンなインテリアですっきりまとめられている(C)Gortz, Markus

栄えある3つ星に選ばれたのは香港とマカオからそれぞれ1軒ずつ。ミシュランが香港の最高峰に選んだのは、フォーシーズンズホテル香港の4階に位置する中国料理店、龍景軒（ロンケイヒン）でした。伝統的な広東料理に現代的な技法を織り交ぜた料理の数々は、アワビとフォアグラを組み合わせるなど視点もユニーク。自家製のXO醤は、「調理の方法は同じかもしれないが、最良の材料を使うことが違いを生み出している」とシェフが胸を張る自信作です。その他のミシュラン星付きレストランのリストはこちらをどうぞ。

■龍景軒（ロンケイヒン）

• 住所：8 Finance Street, Central
• 地図：フォーシーズンズホテル香港
• TEL：(852) 3196-8888
• 営業：ランチ12:00～14:30（日祝11:30～15:00）、ディナー18:00～22:30LO、無休

ヨンキーの看板メニューといえば“ガチョウのロースト”

もちろん香港を評価しているのはミシュランだけではありません。昨年創刊されたアジア専門のレストランガイド『The Miele Guide』（ミーレ・ガイド）においても、トップ20のうち香港のレストランが7軒を占める快挙を成し遂げました（ちなみに日本は2軒）。最高ランクの8位に輝いたのはガチョウのローストが名物の香港の名店、ヨンキー。肩肘張らずに寛げるムードが心地良く、地元の人たちの話し声が楽しげに響く一軒。ミシュランでは1つ星を獲得しています。

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