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バランタイン17年ミルトンダフエディション

バランタインのマスターブレンダー、サンディー・ヒスロップ氏が、昨夏のスキャパエディションにつづく第2弾、バランタイン17年ミルトンダフエディションを登場させた。これ、わたしは大好きである。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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チカラ強いボディを生むミルトンダフ

バランタイン17年ミルトンダフエディション

バランタイン17年ミルトンダフエディション

昨年、バランタイン17年スキャパエディションが限定発売され、大好評を得た。
今年は第2弾バランタイン17年ミルトンダフエディションが登場。日本市場には8月20日、7,200本(700ml/40%/¥9,000)の発売となった。
ブレンデッドウイスキーの名品、バランタイン17年は40種類以上もの原酒をブレンドに使用することで知られているが、そのキーモルトとして伝えられているのはスキャパ、ミルトンダフ、グレンバーギー、ロングモーンである。
この4つのモルトのうち唯一ミルトンダフだけがシングルモルトとして市場で見かけることは少ない。バランタインのためのモルトウイスキーといっていいだろう。ミルトンダフはバランタイン17年の骨格、力強いボディを成す役割を担っている。
では、未知ともいえるミルトンダフの魅力をフィーチャーしたバランタイン17年とはいったいどんなものか。これが実に麗しい香味なのだ。

ミルトンダフモルトにわたしはこれまで幾度か出会う機会があったので、その記憶を述べておく。
ミルトンダフ蒸溜所はスコットランドのスペイサイド、エルギンの町の西南に位置する。豊かな自然に恵まれ、広大な大麦畑があり、蒸溜所近くにあるプラスカーデン修道院そばの泉に湧く聖水をプロセスウォーター(仕込み水)として使っている。
モルトの香味特性としては非常に柔らかいフルーティーさというか、ジューシーな香り立ち。クッキーのような香りもあった気がする。味わいはしなやかで、ローズマリーやタイムといったハーブの口中香をかすかに感じるが、後口にはアーモンドのような余韻が残る。

花園に麗しいレディをイメージさせる

さて、バランタインのマスターブレンダー、サンディー・ヒスロップ氏は優雅な甘美さを抱くバランタイン17年の中に、ミルトンダフモルトの香味特性をどのように煌めかせたか。
● バランタイン17年ミルトンダフエディションの香味特性
香り/オレンジやピーチといったジューシーな甘さ・かすかにアーモンドキャラメル
味わい/花のような甘い口中香・スムーズな味わい・シナモンやクローブのスパイシーさ・ミルクキャラメル
フィニッシュ/甘くまろやかな余韻が長くつづく
以上が特性だが、フルーティー、フローラルといった印象を強く感じる。全体的に花の蜜のようでもある。
味わいながらわたしが想い浮かべたのは、初夏の光が注ぐ花園を散策する麗しいレディの姿だ。伸びやかな肢体で軽やかな足取り、彼女が通ると草花が華やいで果実のような香りを放つ。そんなシーンに誘う。
わたしはとても好きな香味である。サンディー・ヒスロップ氏がまた素晴らしい甘美さを生んだ。
バーでボトルを見かけたなら是非、スタンダードのバランタイン17年と飲み比べていただきたい。同じ甘美さでもミルトンダフエディションは異なる。こちらもまた秀逸である。

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